【特別養護老人ホーム編】たこの酢の物を柔らかく食べやすく調理するポイント | おうち介護食は難しくない!簡単・はやい・美味しく作れる7つのポイント

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たこの酢の物~食べにくいのに、こんなメニュー入れて!~

 

こんにちは。厚美ミエです。

 

介護現場20年の経験から

おうち介護食を優しくサポートする

専門家です。

 

特別養護老人ホームで出していた『たこ料理』

 

夏至から半夏生(7/11ぐらいまで)にタコをいただくっていうのがあります。
 

田んぼに稲が、タコ足のように四方八方根付くことを願って・・」

 

そんなことは知らず

この頃になるとタコが店にたくさん出ていたり

魚屋さんもタコを売りにきたり

不思議でしたウインク

 

そんなので、タコはとって身近な食材

 

 

明石だこっていうぐらいだから

淡路島でも、タコの漁師さんいらっしゃいます。

タコ料理専門店もあります(私行ったことがないのですが・・・)

私もタコ大好き
 

 

祖父が胃がんの手術をして退院して間もなく

由良っていうところで

釣り宿をしていた祖父の妹は

「タコは消化にいいから」度々届けてくれました


 

たこは硬くて食べにくいから

高齢者には不向きって思ってしまいますよね。

 

私の祖母は、たこ(たこの酢の物)が好きだったのと

女性の好きな食べ物、イモ・タコ・ナンキンって言いますものね爆  笑


 

特別養護老人ホームでもタコは使いたいと思って

タコ料理もメニューの一つとして入れていました。



実際、嗜好調査すると

好きな食べ物「たこ」って書く方もいらっしゃったほどなのです。

 

 

◆◆

特別養護老人ホームに勤めはじめた頃

たこの酢の物をメニューに入れると

調理員さんから

食べにくいのに、こんなメニュー入れて!」と

反発を食らいました。トホホな苦い思い出です。
 

 

その時のタコの切り方は一般的な

刺身に出すようなペラペラした切り方でした。

 

ペラペラしたものは今思えば

噛みづらいですものね。

普通食の方でも、タコを噛みかけて残したものが

ちらほら

 

 

以来タコは、噛みやすいように

5mmぐらいの厚さの細切りにしてもらえるよう

お魚屋さんにお願いして切ってもらいました。

すると、食べやすくなって残食もすっかり減りました。
 

 

私の「タコの酢の物」の思い出話お付き合いいただきありがとうございます。



 

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