脱水のサインを見分ける方法 | おうち介護食は難しくない!簡単・はやい・美味しく作れる7つのポイント

おうち介護食は難しくない!簡単・はやい・美味しく作れる7つのポイント

介護現場23年の管理栄養士がおうちの介護食の様々なお悩み・対応方法を発信しています。小食・低栄養や脱水・床ずれ、噛む力や飲み込む力の低下による嚥下障害、認知症の食事まで。介護されているあなたのために寄り添う気持ちでお話します。

 

脱水のサインを見分ける方法
 

おはようございます。厚美ミエです。

 

介護現場20年の経験から

おうち介護食を優しくサポートする

専門家です。

 

今日は高齢者の脱水にについてお話します。

 

 

 

10月なのに今日も暑かったですね。

 

 

 

こんな時に気になるのが

脱水

です。

 

 

気を付けて

こまめに

水分補給をしているものの

やっぱり少ないかも・・・

 

食事の量も減っているようで水分足りないかも

 

と気温上昇と共に心配になってしまいますよね。

 

 

では

脱水かどうかは

どうやって家庭では見分けたら良いのでしょうか?

 

 

 

高齢者の脱水のサイン
 

 

脱水のサインは軽度・中度・高度に分けられます。

 

 

お家で見分けるポイントをお話ししていきます。

 

 

【軽度】

・唇がカサカサしている

・口の中が乾燥している

・脇の下を触ってみて乾いている(通常は汗で湿っています)

・手の甲の皮膚をつまんだ後にすぐに戻らない

・爪を押してから色がすぐに戻らない

・ボーっとしている

・うとうとしている状態が頻繁にみられる

 

 

【中度】

・頭痛や吐き気の訴え

・体の水分量が不足し、汗や排尿の量が減るため

 トイレの回数が減る

・体重減少

・嘔吐や下痢

・熱がある

 

 

【重度】

・話しかけても反応がない

・意識がもうろうとしている
 

 

 

 

上記の脱水症状が見られる場合は、

すぐに

十分な水分と、体の機能調節に

絶対必要なミネラル「電解質」を補給しましょう。

 

 

水分と電解質を補給するには、

飲む点滴と言われる

「経口補水液」を飲むことを

おすすめします。

 

 

市販品では、OS-1(オーエスワン)やアクアソリタなどがあります。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

市販品は便利ですが

「経口補水液」は

おうちでも簡単に作ることができますよ。

 

 

 

◆経口補水液のつくり方◆
 

【材料】

・水        1ℓ

★食塩     3g

★砂糖 20g~40g(大さじ2杯~大さじ4杯)

・レモン汁   少々

 

【作り方】

①水を沸騰させ、 ★を加え溶かす。

②レモン汁を加える。

 

※レモン汁はなくてもいいですが、

 レモン汁を加えることで飲みやすくなります。

 

 

 

簡単なので

ぜひ作ってみてください。

 

 

昔なら

梅干に砂糖をかけて、

お湯を注いで飲んでいましたが

それと同じなのでしょうね。

 

 

次に脱水時の対応の方法についてお話しします。

 

◆◇

 

【軽度】の場合

 

経口補水液を

こまめに様子を見ながら

飲ませてあげてくださいね。

 

 

水分でむせる場合は、

市販品でも、ゼリー状のものがあります。

 

 

市販の経口補水液や

おうちで作った経口補水液に

ご本人にあったトロミ加減で

様子を見ながら

こまめに飲ませてあげてくださいね。

 

 

【中度・重度】の場合は

 

早めに医療機関に相談又は受診し

医師の指示に従ってください。

 

 

 

いずれにしても、

早めにサインをキャッチする

必要があります。

 

 

これから寒くなりますが

大切なご家族のためにも

なんとか

乗り切っていきましょう。

 

 

 

お知らせ
 
お読みいただきありがとうございます。
 
 
厚美ミエ