Dさん(電磁波測定器を持つ電気工事士)の元には、
電磁波で健康被害を訴える人から電話相談が入る。
治療薬があるわけではないので、
電磁波の発生源を取り除くか、シールドして被ばく量を軽減するしかない。
受話器の向こうの相談者に、何時、どの場所で、どのような健康被害があるのか訊く。
家の傍を送電線が通っている、窓から携帯基地局が見える、隣家と近い、自宅に太陽光パネルのパワーコンディショナーを設置している―いつも頭痛がある、動悸がする、手足舌がしびれる、皮膚が赤くなる、夜眠れない―などなど。
もちろん、相談者の挙げた容疑者が犯人とは限らない。
ところで。
相談者には、こうした環境下で、別段体の異変を感じることなく暮らしていた年月がある。
つまり、きっかけがある。
急速なオンライン化で、自宅はもとより隣近所からの高周波の侵入が増えた、ということもある。
家の中、人の動線上に、24時間稼働の電化製品を置いたのが原因かもしれない。
また、Dさんは、電位治療器がきっかけとなる場合もある、と言う。
高周波、磁場、電場、どの電磁波が原因でも、健康被害が現れた時には、
すべての電磁波に反応してしまう場合が多い。
低周波音、化学物質にも、明らかに体が以前と違う反応をすることもある。
私は、以前の住まいが、住居兼事務所だったので、
通信機器の飛び交うマイクロ波に対しては打つ手はなかった。
でも、住居部分の家電については、とことん電場カットを試みた。
そして毎夜のアーシング生活。
見違えるほど健康を取り戻した。
目の前の負の環境因子について可能な限り自分の身は自分で守る工夫をしてみるのが大事と思う。
それと並行して、自分が続けられる健康法で免疫力を高める。
最初は下りのエスカレーターを上っている感覚でも、いつしか普通に平地を歩いていたりする。
ただ、私の場合、アーシングのお陰で質の良い睡眠を死守できたのが良かった。
寝室の高周波の値が低かったのが幸運だったといえる。
家中の電磁波の値を測り、
例えば、階段の踊り場や、客間の値が低ければ、そこで就寝したらいいと思う。
その場所が寝室でなくても、明日の英気を養う睡眠が得られる場所がその人の就寝場所であると思う。
頭の大きさに丁度よいステンレスざるがあれば、高周波の値が高くなる時間帯にそれを被るのもよし。
頭痛が軽減されれば、儲けものだ。
自分の身は自分で守る決意と工夫と持続。
闘う意欲は生きる意欲であり、抗酸化物質だ。
体内で生まれた活性酸素を減らす手助けになっている。
スピリチュアルな話になると眉を顰める人もいるけれど、
怪しげな健康グッズに手を出すより、前向きであり、良い結果に向けた希望(可能性)がある。
(と断言したい)