Dさん(電磁波測定器を持つ電気工事士))から聞いた話。
電磁波過敏症の女性から、
「居間のシーリングライトの下にいると、なんか気分が悪い」、
と相談を受けた。
お宅に伺った。蛍光灯だった。
Dさんは、ポータブルラジオ(AM放送)を近づけた。
凄まじいノイズが入った。
シーリングライトなら、頭までは距離があり、磁場や電場でなく、
電磁波測定器では測れない何か、の影響だろう、
そう考えたDさんは、家電店に行くと、照明売り場で、
点灯している照明一つ一つにラジオを近づけた。
一番小さいノイズのLEDシーリングライトを選んだ。
女性宅に取り付けると、女性は、気分の悪さは感じなくなったという。
売り場で、Dさんが照明にラジオを近づけ、ジャージャーいわせている姿を想像し、
お店の人に怒られなかったか、と訊くと、
「全然。店の人も興味深そうにしてたよ」とのこと。
そして、LEDでも、ノイズが蛍光灯と同じくらい出るのもあったと言った。
メーカー違いでも、同じメーカーの型番違いでも、ノイズの大きさは様々らしい。
シーリングライトは、なるだけノイズが小さいものを選ぶこと。
そのために、ポータブルラジオが役に立つ、とのことだった。
私は、蛍光灯もLED の明かりも苦手だ。
頭まで距離があっても、脳の血流が詰まる感じがして、生あくびが出る。
蛍光灯もLEDも細かい点滅を繰り返しているという。
何かが、頭に届いているのだと思う。
我が家は白熱灯だ。
この選択肢が残っていて幸運だった。