あの日の思い出
置いて行けるモノなんか
1つも無いから

もぉ思い出さなくても
いいように
思い出は心の奥に
ちゃんとしまうの



あの日からも
心はずっと
愛を探し続けて
愛される事夢見てた

誰かを愛する
大切さにも
気づかないほど
愛される事に
夢中だったんだ



そんなあたしは
気づかない間に
誰かを傷つけて

傷を負って
離れた誰かに
あたしは被害者
演じて泣く泣く



誰かを愛そうとしても
自分が自分を
裏切るだけで
いつも最後は
大好きな人の
涙で終わるの



闇に溺れてくあたしは
地上さえ高く見えて
空を仰ぐ人達を
薄暗い闇の中から
眺めるだけ

まるであたしは
地上に願いをとばした
黒ずんだ人魚姫



黒く染まった
人魚の歌声は
人の心を癒やす事さえ
知らないように
人に闇を見せたんだ



でもね
もし本当に
人魚姫に近づけたなら
あたしはまた人を
愛せるはずだから

心の底から



そんなあたしの歌声は
愛しい誰かのもとに
届くだろうか






今度また恋する時は
きっと青空の下で…







暗く淀んだ湖に
沈んでいく
2つの人影

「僕」と君


あんなに生きることを
苦しいと言った君は

今消える間際
その表情からは
喜びも安らぎも
見当たらない


人間は愚かだ
無い物ねだり


死にたいと
あんなに君は言った

だから僕は一緒に
その景色を
見せてあげてるのに
「何で涙を流すの?」



最期を迎えた君が
発した言葉は
水に消えていく

『生きたいからよ』



僕は聞こえないふり

水の底に沈んだ
君を見下ろしている

月に照らされた僕は
滑稽なペテン師



濡れた服も 濡れた髪も
気にしてはいられない

僕は次のターゲットを
探しに行かなくちゃ





『「君」の最期を見せてあげる』


またひとり

水に沈んだ影を
月明かりと一緒に
ただ見つめた





あなたに初めて
出逢ったあの日

あたしはあなたに
「はじめまして」
と下手なままに
言ったっけ

幼すぎたあたしは
自分の名前すら
上手には言えなくて

そんなあたしに
あなたは笑って
「初めまして」
と言ってくれた


どこまでも優しい
あなたの笑顔も
安心させてくれた
あなたの声も

何もかもあたしの中
ずっと在るから



あなたがいるのが
あたりまえだった

そんな日々が今は
ただただ愛しくて

どんなに願っても
あなたの温もりに
もう触れられない

そんな事実が今も
ただただ虚しくて




あなたがいなく
なったあの日

あたしの世界から
すべての色は
消え去った

進み方も分からなくて
でも止まることは
許されなくて


止まったままの
あなたの時間
進み続けている
あたしの時間

距離は生き続ける限り
広がるばかりで



あなたがいるのが
あたりまえだった

でももう今では
ずっと昔に思えるよ

どんなに願っても
時間を巻き戻すことは
できるはずないから

あたしは今日も
あなたを想う




夢は今日もあたしを
苦しめるけれど

最後に思い出すのは
やっぱりあなたの
優しい笑顔で




あなたがいるのが
あたりまえだった

そんな日々が今は
ただただ愛しくて

どんなに願っても
あなたの温もりに
もう触れられない

そんな事実が今も
ただただ虚しくて




次の世でも
あたしはあなたに
出逢うだろう

そしてあたしは
またあなたに
「はじめまして」と
下手なままに
言うから

だからあなたも笑って
「初めまして」
と 言って


あの幼い日のように