こんにちは。今澤です。
右足と左足とで異なる反射区のご紹介。
今回は脾臓に関してです。
左足にある、心臓反射区のすぐ下にあるのが脾臓の反射区です。
普段、あまり聞き慣れない臓器である脾臓。
スクールの生徒さんの中でも、脾臓の機能を最初からぱっと答えられる人はほとんどいません。
脾臓の主な機能は、
赤血球を破壊する
リンパ球を蓄える
血小板を蓄える
これら機能に関して、順を追って理解していきましょう。
まずは、
赤血球を破壊する
という機能に関して。
そもそも、
赤血球とは何でしょう?
全身に酸素を運んでいる血液。
その酸素を運んでいる具体的なものが血液の中の赤血球です。
赤血球は、こんな形をしています。
真ん中がポコっとへこんでいますね。
この形は球体よりも変形しやすいので、狭い毛細血管の中をうまく通り抜ける事ができます。
しかし役目を終えて古くなった赤血球は柔軟性を失い、毛細血管の中をうまく通り抜ける事ができなくなってしまいます。
脾臓は、こういった赤血球を自分の中の網目構造にうまく引っかけて破壊してくれているわけです。
次は、リンパ球の生成に関して。
リンパ球とは、体の中に侵入してきた菌やウィルスを退治してくれるとても大事なものです。
それを生成していて、全身のリンパ球の実に4分の1が集まっているのが脾臓。
体の免疫機能において非常に重要な役割を果たしている臓器なんですね。
そして、もうひとつの機能が血小板を蓄えること。
血小板というのは、怪我をして血がでた時にその血を固める働きをしたり、それ以上の出血を抑える働きがあります。
リンパ球の生成と合わせて、脾臓というのはいわば体の中の薬箱的な役割をもっているんですね!