僕がボランティア活動を行った石巻市中央町は、ピースボートを初め、様々なボランティアの方々が作業を毎日進めています。だからいって、復興がすぐというわけではありません。ボランティアをすることができるという話です。
石巻市には、日和山という小さな山があります。
女子高校の右側の緑色の部分なのですが、、わかりづらいかもしれませんね。。
3.11、近隣の方々はこの日和山公園に逃げ込み、津波が押し寄せ町を飲み込んでいくのを見ていたのです。ちょうど雪も降るとても寒い冬だったそうです。
日和山から見た動画です。
日和山から海側の町、南浜町。何も残っていません。
そこには自衛隊の方々がいて、捜索活動をしているのか、何かの作業をしていました。何も無くて、本当に何も無くて、言葉を失ってしまいました。
震災から2カ月、未だに復興の兆しが見られない場所がたくさんあります。
中央町から北上川を渡り、湊地区に足を運んでみました。
橋には津波に流された物がたくさん引っかかっていました。津波から逃れるというのは、本当に間一髪なのです。これは被災者の方のお話ですが、橋の真ん中にいた人だけは助かり、端にいた人は津波に流されてしまったそうです。
少しでも高いところを見つけ、逃げる。
川を渡ると支援が届いていないのか、、湊地区の現状を目の当たりにしました。
北上川からの津波、市場方面からきた津波を直接的に受けていました。
1階が破壊されている家がたくさんありました。
家の中には泥がたくさんあって、家の中はいろんな物で散乱していました。
まだまだやらなくてはいけないことがたくさんあるんだと思いました。このような状況が、太平洋沿岸には広がっているんだ…。
今回はここまでします。ありがとうございました。
作業内容はヘドロ出し、泥だし、汚れてしまった売り物の洗いをやりました。ヘドロ出しや泥出しは若いし大丈夫だと思っていたんです。実際にやってみると、楽なものではありませんね。
被災地のヘドロはただのヘドロではないんです。津波がいろんな物を押し流して、ごちゃ混ぜにしてきたものですから、それは重く、とにかく臭いんですね。ですからヘドロはとても有毒な物質で、肌がやられてしまうこともあります。そういう作業をするときには、粉塵マスクに目を覆うサングラス、手は軍手やゴム手袋、肌を露出しない状態で作業に臨むんです。それは暑くて暑くて、まだ5月だからいいものの、これからの時期は本当に過酷な作業になるのだと思います。
家やお店の作業をしていると、そこには生活があったんだと感じます。僕たちが生活している身の回りの物がそこにはあるからです。家具や電化製品、玩具や料理道具、洋服や写真、今僕たちが生きている家がそこにはあるんです。そこを一瞬のうちに飲み込み、ぐちゃぐちゃにしていった津波。大切にしていた物も、命も奪っていったんです。
家やお店を作業しているときは、そこにあるのはただのゴミではないんですね。一見そう見えるかもしれません。でもそれは誰かの大切な物かもしれないんです。作業はただ片づけるのではなく、物を大切に扱うことも重要なんですね。
石巻の人、いやこれは皆そうかもしれません。いい人が多い!関東に住んでいるから一層そう思えてしまうのかもしれません。休憩時間になれば、たくさん作ったからと言ってきんぴらごぼうを持ってきてくれる方や、気さくに話しかけてくれる方がたくさんいます。これがあるべき姿なのかもしれません。
これはお店のシャッターに張ってあったものです。当たり前なことですが、大切なことだなと思って写真に撮りました。東日本大震災で、日本人の思いやりの心が改めて見直されています。震災当日、果物が散乱したスーパーで落ちた果物を棚に戻し、自分の買う物だけを持ってレジに並ぶというこの姿に、海外の人々は心を打たれたというのは有名な話です。日本人にとって当たり前のことを忘れかけていた、これを気付かされたのもこの震災です。被災地では大きな笑顔と挨拶が飛び交っています。これが会話につながり、町の活性化につながるのだと思いました。挨拶って気持ちがいいですもんね!
http://www.youtube.com/watch?v=dXD-KzMzcQI
AC JAPAN さんこのCMはメッセージの強い、素晴らしいCMだと思います。
作業をしてみて、僕はボランティアのついて学んだことがあります。
ボランティアに行く前は、求められることを作業時間いっぱいにやることなんだ!黙々とやって早く終わらせて次の作業に移るんだ!と思っていました。それがボランティアだと。
でも違いました。作業しながら、被災した方と話ながら、少しでも笑顔を増やす。コミュニケーションを取ってお話を聞く。これがボランティアなんだと思いました。もちろん家やお店を綺麗にしてほしい、それは当たり前なことです。でもそこには人間がいて、まずはその人達が元気にならなければいけない。ボランティアにはその役目があるんだと今回学びました。
ではまた書きます。




