故人を思うのは・・・
大切な母が亡くなって
もう5年が経とうとしています。
まだ若く元気だった母の死は
家族にとっては予想外の出来事で・・・
半年の闘病の後、
母が旅立ってしまった後は・・・
母がいないということが
信じられない毎日でした。
母がいつも座っていた椅子に
母が居ないことが不思議に思え
寂しいという感情すら湧き上がって
来ない時期もありました。
ですが・・・
時間が解決するもの・・・
母がなくなてもう5年。
月日が母の不在を、
まざまざと思い知らせます。
母の為に用意した椅子に
母がいない事実だけで、
涙が出ることもしばしば。
ふと振り返った時に、
話しかける相手の母の不在に
たまらない寂しさを感じました。
そんな日々が
数年間つづいていたように
感じます。
ですが今はもう、
母が居ないことに慣れて
しまいつつあります。
だってもう5年。
いや、まだ5年。
長いのか?短いのか?
私が死んだ後も肉親は
たった5年で忘れ去ってしまう
んだろうか?
そう考えると、
ひどく寂しいような
少し安堵するような
複雑な心持ちがする。
でも、お正月などの
毎年家族で過ごしてきた
恒例の行事やイベントごとに
なると・・・
時間が解決するもの・・・
母の不在が思い出されるのです。
今年のお正月にも、
母の「おかえり」が聞けない。
料理上手だった母のお手製の
おせちやお雑煮がもう食べれない。
自分で作ってみても、
味気なく砂を噛むような
思いでした。
そう言えば母に、
「美味しい」と声をかけると・・・
「自分で作ると味がわからないけど
喜んでもらえてよかった」
といつも言っていた。
それだけ、
母の料理上手の裏には
他人を気遣う心遣いや
気苦労があったのでしょう。
あなたがいない寂しさの先には
静かな静寂ばかりが広がっています。