憂「え・・・な、なに?」
憂「どういうこと?」
憂は少し混乱しているようだった。
憂「だ、だって・・・お姉ちゃんは・・・だって・・」
憂「あずさちゃんは・・・わたしの友達だよね・・・?」
憂「え?・・・あれ?」
私「あ・・・う、憂。」
私「わたしね・・・」
憂「いやだよ・・・そんなの・・」
憂「そんなの・・・わたし・・」
そう言って、憂は鞄を持って飛び出して行った。
私「憂!」
私は後を追いかけようとした・・・けど、追いかけるのをやめた。
追いついても、なんて声を掛けていいのか分からなかったから・・・。
少しは・・・覚悟していた。
こうなるかも知れない・・・って。
でも・・・今、私を包んでいる絶望感は・・・許してもらえると、心のどこかで思っていた甘さの代償なんだと思う。
気がつくと・・・夜の8時になっていた。
憂が出て行ってから、2時間近く経っていた。
携帯の着信ランプが光っていた。
見ると、純だった。
着信時間は19時06分だった。
純{梓、どうだった?}
純{大丈夫?}
きっと純は、私からメールが来ないから、結果を予想して心配でメールを送ってきたんだ。
純の{大丈夫?}という言葉が、それを物語っていた。
私は返信しようと、返信のボタンを押そうとした。
すると、携帯を持っている手が震え出した。
私はその場に座り込んだ。
何もしたくなかった・・・。
私は膝(ひざ)を抱えて蹲(うずくま)った。