大好きなゲームの1つである『Detroit Become Human』
発売当初、寝る間も惜しんでプレイし、私の宝物になりました。
人間によって奴隷のように扱われるアンドロイドが心を獲得し、自由を求めるストーリー。3人の主人公の行動をプレイヤーが選択して、私たちが彼らの未来を切り開いていきます。
アンドロイドに対し暴挙の限りを尽くしてきた人間に痛い目をみせるのか、それとも平和を掲げて対話を望むのか。
全てはプレイヤーの手に委ねられます。
自分だけの選択を、ぜひ貫いて欲しい。
この物語について、人間は愚かだと言うことは簡単です。
でも、私は人間がとても美しい存在だと思える。
アンドロイドを苦しめるのは確かに人間だけど、彼らを助ける存在も、いつだって人間だった。
マーカスに優しさを教えたのはカールだった。
カーラやアリスを助けてくれたのはローズだった。
そして、国境越えの瞬間。やはり助けてくれたのは人の善意だった。
おまけを見れば分かるけれど、そもそもカーラの「死にたくない」という言葉を尊重してくれたのも人間でした。
人間は、決して愚かではありません。
ただ、自分が美しい存在だということを忘れてしまっているだけ。
このゲームをプレイすると、私はそんな風に思うのです。
私も、どうか自分が美しいことを忘れないでいたい。
心からそう思います。