此処は新宿駅。
何口は解らない。
目の前に、近未来的なビルが、聳え立つ。
出来る前は、アールヌーボーな建物、だったろう。
でも、時が経てば、シンボル、そしてランドマークになり、やがては今は昔のビルとなる。
だけど色々、考える事がある。
もしかして、あのビルも、何時かは、建て壊され、もう此処に、建ってないかもしれない。
東京の街は、お色直しが、御好きだから、それはありうる。
されど100年後、それ以上、あのまま聳え立てば、今は昔の歴史的、建造物だ。
でも、俺たちは、残念ながら100年以上、生きられない。
もし、あのビルが、100年・200年いや、それ以上建ている事を、想像するのも楽しい。
だけど、それでも東京は、お色直しが好きな街。
それでも、穴の開いた三角形、みたいなビルは、変わらず残ってほしい。
それは、未来の子供たちに、全てを委ねよう。
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