Netflixオリジナルドラマ『地獄に堕ちるわよ』(全9話)を観ました![]()
おもしろー![]()
有吉和佐子の『悪女について』を下敷にしてるのかなと感じました。
この小説もめちゃくちゃ面白いです。
『地獄に堕ちるわよ』では、「人を騙し、陥れ、巨万の富と権力を築いた、薄汚い悪人」である細木数子の生涯を描いてます。
どこまでリアルなのかわからないですが、細木数子が稼ぎ出した金額にはびっくりしました。晩年だけでこの額って![]()
ところで、観賞しながらふと思い出したことがあります。細木数子が自身の冠番組で語ったエピソードです。
細木数子がTVスタジオの通路を歩いているときに、ちょうど美輪明宏さんとすれちがったと。そのとき美輪さんから「あら、細木さんじゃありませんか」と声をかけられて、何の脈略もなく急に、「アメリカってどっちの方角にあるのかしらねえ?」と聞かれたと。
たしか進行役の有田哲平さんが、「どういう意味でしょう?先生」と聞くと、細木数子が「さあ~?」と笑って、その話は終わりでした。
このくだりを当時観ていてぼくはもう可笑しくて![]()
なんて上品な皮肉だろうって。
つまり、こういうことです。
アメリカがどの方角にあるかは調べればすぐにわかります。でも細木数子は即答できなかった。そんな自明のこともわからない人間に、人の未来なんてわかるわけないだろう、このペテン師が!って美輪さんは言ってるわけです。
これ、どういう意図で放送したのかよくわからないですが、細木数子なりの美輪さんへの反撃だったのかなと。「だからなんですか?」っていう。「騙される人間が悪いんじゃないですか?」って。
怖い人種ですが、ドラマは傑作だと思いました![]()
