磁石の同極同士を近付ければ、物理的距離が近くなる程抵抗が強くなります。
間違いなく物理的距離は近いのです。
でも離れようとしますね。
そして、押さえるものが無ければその反発力で以て両者は離れます。
これが私の感じていた「自分は愛されていない」だとします。
磁力は異極だと近付けるだけでくっ付きます。
我慢して押さえておく必要もありません。
これを「自分は愛されている」とします。
人間を磁石だと考えて、向きを変えるにはどうしたら良いでしょう?
感覚もヒントになると思います。
同極の反発にあたるものを私は「これは結び付きを生むのだ」と勘違いしていました。
しかし、物理的距離が近くなればなる程(寄れば寄る程)離れたくなるような感覚に陥りました。
そして、元の位置に戻されます。
磁石で言うならば「付きもしないし離れもしない位置関係」ですね。
何故かは知りませんが、今の私は「寄れば反発を生む状態」です。
これを「寄れば付く状態」にするにはどうしたら良いのでしょう。
磁石の気持ちになって考えてみます。
磁石は自分がどちらの極を向いているか解らないでしょう。
そもそも、自分にS極とN極が有る事自体知らないでしょう。
磁石がどちらの極を向いているか、磁石に極が有る事を知っているのはそれを扱う人間です。
人間が磁石の性質を知ってさえいれば、寄るも離すも思いのままです。
今回、人間にあたる何者かは「私(磁石)の向きが逆だった」という事を学んだはずです。
「このままでは近寄らせても付かない」という事も学んだはずです。
私は自力で向きを変える事が出来ませんが、私を扱う何者かにはそれが出来るはずです。
…となると、その何者かは私の向きを変えようとすると思うんですよね。
向きが変わっても私にはそうと解りません。
しかし、近寄ってみたら解るでしょう。
「あれ、何やら今までと感覚が違うぞ」となるでしょう。
多分に妄想が入ってますけど、そうなると思うんですよねぇ。