離婚は別に悪い事でも何でもないだろうと思う件 | 魂の世界に生きる

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私が内なる世界と呼んでいたものは、魂の世界だった。

「夫婦の3組に1組が離婚する」とか、「実はその割合は違っていて、実は云々~」とか、離婚についてあれこれ説がありますけども、あたかも「離婚は問題だ」とでも言いた気に感じるのは、稲田の気のせいでしょうか。

仕事もそうなんですが、とにかく1つの事を最後までやり遂げる事が善で、途中でやめる事が悪という風潮を日本の社会に感じてしまいますね。

ところで何の為に結婚するのでしょう。

結婚とはするもの(Do)ではなくて、自然と起こるもの(Be)だと思っているのですが、敢えて望む理由は何でしょう。



結婚して一人前という価値観からでしょうか?

目の前の異性を法的に独占したいからでしょうか?

皆がしているから、自分もしないと何だか置いて行かれている様な感じがするからでしょうか?

結婚していない人に羨ましがられ、優越感を感じたいからでしょうか?

単に寂しいからでしょうか?

父、もしくは母としての役割を担えないと自分は無価値だと感じるからでしょうか?



結婚に何を期待していますか?

その答えは、きっと離婚に求めるものと同じでしょう。

だとしたら、離婚する事それ自体は問題でも無ければ悪い事でもありません。

求めるものが得られない結婚なら、そちらの方が問題です。

法的な契約を解消したに過ぎないだけですから、離婚後も仲良くしようと思えば幾らでも出来るでしょう。

本人達の同意さえあれば、法的な関係が無くなっただけで、実質的に変わらぬ夫婦生活を営み続ける事だって出来ます。

お互いに法的な縛りから解放して、「離婚しました。だけど一緒に暮らしてます」でも別に良いと思うんですが?

ただ、「この人を他の人に取られたくない」という執着や、「生活の安定を脅かされたくない」という恐れが無ければ。

もしその恐れがあったら、結婚してても意味が無いでしょう。

法律は表面的な婚姻関係は保護してくれても、その恐れに対しては何ら保護する力を持ちませんし。

離婚の悩みはおそらく、子供が居る時に最も大きくなるでしょう。

普通は「子供の為に離婚はしたくない」と思うんじゃないかと思いますが、「離婚する事は子供の為にはならない」と誰が決めたんでしょう。

婚姻生活のストレスによって子供に辛く当たったり、子供まで憎く感じる様であれば、婚姻関係を続けている方が余程子供の為にならないと思うのですが。

大切なのは「一緒に居るかどうか」じゃないですよね?

「一緒に居る事によって、自分が何を得たいのか」ではないですか?

誰かが結婚する時、貴方は「おめでとう」と祝福しますね。

貴方は何に対して祝福していますか?

そして、その祝福は離婚に対しても向けられ得るものではありませんか?

結婚と離婚、両方に共通して祝福され得るものって何でしょう。

それが在ったら、結婚や離婚が何の問題になるでしょうか?