嫌だと思っていたものが実は好きだったり、好きだと思っていたものが実は嫌いだったりする場合があります。
稲田は散々女性との好ましい関係について思案を巡らせて来ましたが、先日ふと「自分は女性を好きなのではなくて、嫌っているのではないか」という考えが思い浮かびました。
「女性に対する諸々の反応は、自分の好意や相手からの好意を期待するものではなくて、その反対の敵意を感じていたのではないか」
「女性に好かれない感覚が強いのも、自分が女性を嫌っているから」
…そう考えた方がしっくり来ます。
「自分は女性を嫌いである」という前提の元で素直に心を覗いてみると、稲田の女性に対する心的態度は敵対的なものである事が感じられました。
「不幸であって欲しい」「不幸にしてやろう」「酷い目に遭わせてやろう」とさえ思っていて、その感情を一言で言うなら“復讐”です。
何ヵ月か前の記事で「好きな相手に抱いていた感情は憎しみだった」と書いた事があって、その時少し心が軽くなった感覚を覚えたのですが、思えばそれが今回の気付きの伏線だったかも知れません。
久々に強いネガティブ感に包まれながら記事を書いていますが、より本心に近い事を知れた実感が在る事に喜びも同時に感じています。
復讐したいと思わせる様な認識があって、それを知る事が出来れば、女性に対する本当の想いを知る事が出来るでしょう。
そう言えば、誰かと交際するイメージしていた時も、いつも「俺ではない、別の誰かの元へ行け」みたいなイメージが強く湧いていたのですよ。
それは「自分は女性を不幸にする事ばかりを考えている」と自覚していたからなのでしょうか。
この件はもっと煮詰めて考えて行きたいと思います。