この理由は明白です。
「痩せる事を通して得たいものが真の願望である」のに、「痩せる事そのものが願望だと勘違いしているから」です。
そして、「痩せる事を通して得たいものは既に自分のものである」から、「努力も苦労もする必要が無い」のに、「要らぬ努力や苦労をしている」から、「痩せる事が出来ない」のです。
貴方は、努力する必要が無い事を解り切っているものや、求める事とは全く違うものの為に努力する事が出来るでしょうか。
好きな物を、好きな時に、好きなだけ食べていいのに、敢えてリンゴのみを制限された量だけ食べる理由が何処に在るのでしょうか。
食べる事はエネルギーや栄養素を入れる事です。
入れたものは必ず出す必要があります。
食べる事が喜びならば、運動その他でエネルギーや栄養素を使う事もまた、喜びでなくてはなりません。
ダイエットをするにおいてどちらかの喜びが欠けているなら、“何か”を根本的に間違えています。
その“何か”とは言う迄もなく、「自分が真に求めているものを知らない事」です。
「ダイエットしたい」と思ったら、まず真っ先にする事は「ダイエットを通して本当に得たいのか何か?」を見付ける事です。
適当にやって表面的願望と真の願望がたまたま一致する可能性は極めて低いでしょう。
しかも、その極めて低い可能性が存在するのは、人生で初めてダイエットをする時のみです。
一回以上ダイエットの経験がありながら、それが続かなかったり、リバウンドを繰り返す様なら、稲田は真の願望に一致している可能性は0と考えます。
・好きな物を制限しない
・体重も体型も体調も安定している状態が当たり前
・ダイエットを通して得たいものを得ている
・上記三つが自動的に達成され続ける(意識的に「維持しよう」と考えなくなる)
この四つが全て満たされて、ダイエットは成功していると言えましょう。
この四つを同時に満たす手段は一つしかありません。
「ダイエットを通して得たいものが、既に自分の中に在る事を認識する事」です。
認識とは顕在化を意味し、貴方がそれを見付ける事が出来たなら、貴方は何の制限も必要とせず、真に望むものを得ます。
これは絶対に失敗する事が出来ない方法であり、貴方は否応無しに成功するしかありません。
書いていて気付きましたが、理屈ではお金も全く同じ事が言えそうですね。
稲田はダイエットの代わりに、この理論をお金で試してみる事にしましょう。