年貢の納め時は間近 | 魂の世界に生きる

魂の世界に生きる

私が内なる世界と呼んでいたものは、魂の世界だった。

この世において最も好かれたい相手、最も認めて欲しい相手は、他ならぬ自分自身です。

稲田の中でも「自分を好きになりたい。認めたい」と言う点は一致していましたが、「それは無条件か、条件付きか」で対立がありました。

「無条件で自分を認める」としている稲田を“白稲田”、「条件付きで自分を認めてやろう」と考えている稲田を“黒稲田”としましょう。

少し前に稲田が悩みの四大テーマと銘打ったものは、この白と黒の対立の結果生じたものです。

何故それらが稲田の中で大きく扱われていたのかと言えば、“黒稲田”が自分を認める上で絶対に譲れぬ不可欠な条件と認識していた為です。

特にお金と女性は自分を認める上で最重要項目となっていました。

稲田は常にお金と女性に縁が無い現実が現象化され続けています。

“黒稲田”はお金と女性に不自由しない事が自分を認める・好きになる絶対的条件としていますので、常にそれらが無い稲田は “黒稲田”にとっては無価値であり、とても認めるに足る存在と認識出来ません。

自分で自分を認めず、嫌っているのですから、嫌われている自分もそれに従い、“黒稲田”が嫌う思考や行動しか出来ません。

・望むだけのお金や女性を得ても真の満足を得られない事

・本当に求めているのはそれらではない事

・現実として、それらが手元に無い確固たる事実が在る事

・やりたい事を塞いでいるのが、その自己否定感である事

・本当は自分を好きになりたい事

・他者に認められても、自分で自分を認めないと認められた事にならない事

・これらに“黒稲田”も気付いている

パーツは完全に出揃いました。

将棋に例えるなら、あと数手で確実に詰む事が解っている状態です。

後は、“黒稲田”が「参りました」と言うのを待つのみです。

“黒稲田”が降参した時、それは“白稲田”の「無条件で自分を認める」と言う主張を採用する時です。

“黒稲田”も降参する以外に道は無いと自覚していますが、その降参が起きるまで多少の時間を要するでしょう。

しかし、それもそう遠くはなさそうです。