スピリチュアルは前向き(ポジティブ)でもなければ、後ろ向き(ネガティブ)でもありません。
空間そのものに前後左右が存在しない様に、スピリチュアルにもまた前後左右は存在しません。
ですから、「スピリチュアルによって前向きになった」と感じるならば、後ろ向きだったものが一時的に方向を変えただけです。
再び後ろ向きに戻った時、「スピリチュアルなんて嘘じゃん」とならない為には、視点の次元を変える必要があります。
「前と後ろを交互に見て、単にその場でクルクル回っているだけだった」と気付けば、前向き・後ろ向きと言う次元から抜けた視点を持つ事が可能となります。
南北に走る一本の道に立っています。
北が前向きで、南が後ろ向きだとします。
地上からの視点で見るならば、一度にどちらか片方の方向しか見えません。
そうなると、北(ポジティブ)と南(ネガティブ)に分断される訳です。
しかし、空中の視点で見るならば、地上の視点で見た北と南は一体となり、前後と言う概念は消失します。
こうなれば、ポジティブもネガティブもなく、両方共に同じ道になります。
ネガティブで在る時、それは同時にポジティブで在る事を意味するようになります。
その逆もまた然りです。
この視点に慣れると、ボジティブだろうがネガティブだろうが、起きた出来事に対する反応がかなり薄まります。
その道に立っている事そのものが大事なのであって、向いてる方向はどちらでも良くなるからです。
この視点においては、「引き寄せの法則で何々が実現しました!」と言う表現は適切では無くなり、「最初から引き寄せの法則(と言う名の道)の上に立ってました」と言った方が、より適切になります。
最後には、「引き寄せの法則と言う道」と「それを眺める自分」との分離さえ無くなり、「自分こそが道(引き寄せの法則)そのもの」と言う認識になるでしょう。
引き寄せの法則を学べば、それによって「実現した・しなかった」と言う段階を間違いなく経る事になりましょう。
実現しては喜び、実現しなかったら「何を間違えたのか」と悩む時期があります。
それは本当に初期の段階で、この段階に留まり続ける限り、叶ったり叶わなかったりを延々と繰り返します(その場でクルクル回り続けます)。
地上でクルクル回りながら「実現した!」「実現しなかった…」とアップダウンを繰り返す自分(エゴ)の姿を、空中の視点から見ている自分をイメージして下さい。
何とも微笑ましく、可愛い自分が見えるでしょう。