以前の記事「誕生◯」で紹介したサイトによると僕の誕生星がカシオペア座ζ星だったので、カシオペイアの話をすると言っていたので、ここでしようと思います。
長くなるかも。
「タイタンの戦い」にもペルセウスとかアンドロメダとかカシオペイアとかでてくるけどアレ本当に一部の設定と名前使っただけの映画だから。ギリシャ神話じゃないから。
アルゴス王アクリシオスには美しい娘がいました。名前はダナエ。しかし彼女は実父によって青銅の塔に閉じ込められていました。アクリシオスは「娘ダナエの産んだ息子に命を奪われる」といった神託を受けていたからです。しかしダナエは大神ゼウスに見染められます。 (ゼウスは美人であれば血縁による戦力のために女神でも人間でもニンフでも交わります。ちなみに、初めてゼウスと交わった女神がメティス、人間がニオベです。) 青銅の塔に忍び込むために黄金の雨となったゼウスは彼女と交わり息子を作ります[写真]。この息子がペルセウスです。
ダナエは見つからないようにこっそりペルセウスを育てようとしますが、泣き声が外に洩れてしまい、見つかってしまいます。ダナエとペルセウスは生きたまま木箱に閉じ込められて海に流されました。木箱はセリポス島に漂着し、親子はこの島の漁師の下で身内として暮らすことになります[写真]。しかし後にセリポス島の王ポリュデクテスはダナエを奴隷として連れて行ってしまいます。
ある日のこと、ポリュデクテスの開催したパーティーにペルセウスは母を開放してもらうために出かけました。しかし他の参加者が貢物の馬を持ってきているのに対し、ペルセウスは何も持ってきていませんでした。他の皆から馬鹿にされ嘲笑されたペルセウスはつい「ゴルゴンの首を持って帰ってやる!」と豪語してしまいます。できもしないことを言ったのです。…のび太みたい。
ゴルゴンとは、かつては美しい姿をしていた三姉妹のことです。長女ステンノ、次女エウリュアレ、末娘メドゥサがいます。ゴルゴン三姉妹の兄弟にはグライアイ三姉妹、怪物の母エキドナ、金羊毛皮を守っていた竜ラドンがいます。末娘メドゥサはとりわけ美しい髪を持っていました。しかしそれを自慢した上に学芸と戦術の女神アテナの神殿の中で海神ポセイドンとs…ヤってしまいます。ただでさえ自分の神殿がラブホのように使われた上、アテナはもともと貞節な女神です。メドゥサはアテナの怒りを買い、醜い青銅の翼が生え、自慢の髪はヘビに変わり、見たものを石にしてしまう目を持つ怪物になってしまったのです。
ゴルゴンの首を持ち帰るなどと言った戯言を吐いてしまったペルセウス。しかし彼は最高神ゼウスの子です。数々の神々が味方につきました。伝令神ヘルメスからは翼のある靴「タラリア」を、アトラスの娘たち “黄昏の娘たち” ヘスペリデスからは姿が見えなくなる帽子と首を入れる袋「キビシス」を、アテナからは鎌剣「ハルペ」と輝く盾を受け取りました。
まずペルセウスはゴルゴンの居場所を唯一知っている姉妹のグライアイ達のところへ向かいます。グライアイはゴルゴンと同じく三姉妹の呼び名で、ペンフレド、エニュオ、ディノの三姉妹です。彼女達は三人で一つの目と一つの歯を共有しています。ペルセウスは三人で一つしかない目を囮にゴルゴンの居場所を聞き出しました[写真]。
グライアイの指示どおりにゴルゴンの住処に帽子で姿を隠しタラリアに乗って向かうとゴルゴン達は丁度昼寝をしているところでした。ペルセウスは盾を鏡として使い彼女達を直接見ないように近づきハルペでメドゥサの首を斬りました。不死の姉達に対してメドゥサだけが死ぬ体でした。ペルセウスは首をキビシスに入れると文字通り飛んで帰りました。
この時、頭のなくなったメドゥサの首の切り口からは “黄金の剣” と言う意味の名をもつクリュサオルと天馬ペガソスが生まれました。彼らの父はポセイドンです。
切り口の右側から流れた血には治癒の力が、左から流れた血には殺傷の力がありました。この血は後に医神アスクレピオスが死者を蘇生するのに使われますが、詳しくはアスクレピオスの神話を参照してください。
故郷に帰る途中、ペルセウスは巨神族のアトラスに会います。彼はティタン神族であるため、ティタノマキア以降天空を支える刑を受けていました。ここでペルセウスがアトラス自身を石にして苦しみから開放した (その後アトラスはアトラス山脈になった) と言う話がありますが、ペルセウスの孫の嫁がゼウスとの間にもうけた子ヘラクレスの十二の難行の話にもアトラスはでてくるので、ペルセウスが石にしてアトラス山脈になったのは同名の人間の王という説の方が無難でしょう。
エチオピアの上空を飛んでいたペルセウスは美しい女性が岩に鎖で繋がれているのを発見します[写真]。ペルセウスは地上に降りて事情を聴くことにしました。
岩に繋がれていた女性はエチオピア王女アンドロメダ。彼女は自身の母親カシオペイアが自分の美しさを自慢した「私はネレイデスよりずっと美しいわ」という発言のおかげでポセイドンの怒りを買ってお化け鯨の生贄に捧げられていたのです。ペルセウスはエチオピア王ケフェウスにアンドロメダを妻にすることを条件にして鯨を退治[写真]、アンドロメダを妻にして、アンドロメダの婚約者ピネウスを石にして母の待つセリポス島へ。そしてポリュデクテスとその部下を石にします。
このあとペルセウスは武器をヘルメスに返し、メドゥサの首をアテナに捧げました。首は、ゼウスの育ての親である山羊アマルティアの皮が張られた最強の楯アイギスに埋め込まれます[写真]。アイギスは英語読みで「イージス」。イージス艦の語源になりました。
ペルセウスは新妻アンドロメダと母を連れ故郷アルゴスに帰りました。
その途中で飛び入り参加した円盤投げ大会でペルセウスの投げた円盤が見物客の一人の老人に当たってこの老人は死んでしまいます。この老人こそがアクリシオス、ダナエの父でした。不慮の事故とはいえ「娘ダナエの産んだ息子に命を奪われる」という神託が現実になったのです。王の死を悲しんだペルセウスは従兄弟と領地を交換し、ミュケナイを末長く治めました。
ところで、ペルセウス、アンドロメダ、カシオペイア、ケフェウス、ペガソス、お化け鯨はそれぞれペルセウス座、アンドロメダ座、カシオペア座、ケフェウス座、ペガスス座、くじら座になりました。皆 秋の星座です。
やっぱり長くなってしまいました。
ごめんなさい。
でゎノシ