金羊毛皮の翼 -3ページ目

金羊毛皮の翼

その日にあったことや思ったこと、その日に関するギリシャ神話ネタやらを書いていきます。
更新は不定期です。何日も続いたかと思えば、ずっと更新しなかったり。
更新がなくても生きているので大丈夫です。


開けましておめでとうございます。

今年もよろしくお願い致します。



うちは毎年、除夜の鐘をつきにお寺へ行ったあと神社に夜中参りに行くのですが、今年も行って来ました。外国人からしたら日本人って不思議だろうね。同じ日の同じぐらいの時間に仏教も神道もお参りするなんて。

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除夜の鐘。真っ暗な部屋で見ていただくとなんとかわかるかも。

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おみくじ。大吉でした。



さて、今年は巳年です。蛇です。スリザリンです。


ギリシャ神話で蛇と言えばアスクレピオスが有名ですが、アスクレピオスの神話は以前前編・中編・後編に分けて書いたことがあるので、気になる人はご覧ください。


というわけで本日はアスクレピオスではなく予言者テイレシアスのお話です




昔あるところにテイレシアスという青年がいました。彼の母はカリクロといいその父は太陽と神託の神アポロンでした。

ある日、テイレシアスが森を散歩していると、二匹の蛇が交尾しているところを発見しました。テイレシアスは多感な思春期だったのでしょうか、交尾中の二匹の蛇を引き離してしまいました。するとあら不思議、女性の体になってしまいました。残念なことに心もすっかり女性のものになって、男の記憶がある女性になったのです。

女になったテイレシアスはそりゃもういろんなことしました。

そして7年後、テイレシアスは再び交尾中の蛇を見つけ、7年前と同じように二匹をいじりました。すると心も体もすっかり男に戻りました。
両方の性別を体験したテイレシアスの噂はオリュンポスの神々にも広まっていました。

ある日、最高神ゼウスと結婚の女神ヘラは口論していました。

小野アナウンサー「はいテーマです!『性交時に感じる快感は男と女のどっちが大きい?』」
ナレーター「ゼウスは女の方が大きいと言い、ヘラは男の方が大きいと言います。決着がつかないので、どちらも経験したテイレシアスに意見を求めることになりました。」
テイレシアス「私の実体験した経験を語らせてもらうと【☠放送禁止☠】」
志の輔「つまり、女の快感の方が男の9倍大きいというわけです。ガッテンしていただけましたでしょうか?」
ゼウス「ガッテン!ガッテン!」
ヘラできねーよ

ヘラは怒ってテイレシアスを盲目にしてしまいました。それではかわいそうだということで、ゼウスは彼に予言の力を与えました。こうしてギリシャ一の予言者が誕生しました。娘のマントーも予言の力を持ちました。

テイレシアスは死後も予言の力を持ちつづけました。トロイア戦争で活躍したオデュッセウスが故郷に帰る10年の航海を描いた叙事詩オデュッセイアにも死後のテイレシアスが出てきます。
オデュッセウスは冥界に降りて今後の航海の行方をテイレシアスに尋ねるのですが、その前にテイレシアスの霊を呼び出しました。

【予言を聞く方法】

冥王の館の前に穴を掘る
 ↓
乳、蜜、酒、水、小麦粉を穴に注ぐ
 ↓
亡霊たちに故郷に帰還できたら最上の牡牛と様々な供物を捧げると誓う
 ↓
テイレシアスには全身が真っ黒の羊を供えると誓う
 ↓
牡羊と黒い牡羊を一頭ずつ殺して穴を血で満たす
 ↓
血に誘われて集まってくる亡霊を剣で追い払う
 ↓
部下に羊の皮をはいで焼かせ冥王ハデスと妃ペルセポネに対して祈らせる
 ↓
テイレシアスが現れたら聞きたいことを詳しく聞く

こんな感じです。皆さんも予言を聞きたい時、生きて冥界に降りる機会があったら是非お試しください。




ところでテイレシアスが盲目になった理由にはもう一説あります。

テイレシアスはある日、学芸と戦術の女神アテナが侍女たちと沐浴しているところを見てしました。「キャー!のび太さんのエッチ!!」では済まされません。相手は女神。しかも純潔を守っています。しかし幸か不幸かアテナでした。これが男嫌いの月と純潔の女神アルテミスだったらアクタイオンが辿ったような鹿にされて飼い犬に喰い殺されるという悲惨な運命になっていたかもしれません。アテナはテイレシアスの目を盲目にして、代わりに予言の力を与えました。




新年早々【☠放送禁止が☠】マークが出てしまいました。ごめんなさい。

でもまぁ、最後に……

良いお年を!



でゎノシ