昨今、SNSの普及により、情報化社会となりありとあらゆる情報が身の回りに溢れるようになった。
そして、より多くの人と出会える機会が増えた。だが、これは良いことなのだろうか?もちろん良い面もあるはずである。
だがSNSの必要性にしばしば疑念を抱くことがある。
他人との比較、偽りの情報、理想と現実とのギャップ。これらに取り憑かれた人間が多くなっている気がするのだ。
見栄の張り合い、行き過ぎたルッキズムこうしたSNSへの依存が本来あるはずの幸せから自分を遠ざける。
また人との出会いが簡単になったことにより、人のことを大切にできる人間が少なくなったのではないかと感じることがある。
今一度ネットの使い方を見直す必要がある。実際、SNSの使い過ぎは健康にも良くない。
スマホを使うか、スマホに使われるか。
どちらの人間になるかによって現実の充実度が変わってくるのではないだろうか。
このように、SNSには多くの利点がある一方で、私たちの心の在り方や人間関係にも微妙な影響を与えているように思う。もちろんSNSを全否定するつもりはない。むしろ、適切に使いこなせば情報収集や人脈作りにおいて強力なツールになり得る。しかし、あくまで道具であり、使い方を誤れば簡単に自分自身を消耗させてしまう危険性も孕んでいる。
とりわけ気をつけたいのは、SNSに触れる時間が長くなることで、リアルな世界での感性や他者への関心が鈍ってしまうことだ。情報過多の中で自分に都合の良い情報だけを選び取り、見たくないものを見なくても済む環境が整いすぎてしまっている。それは一見快適に思えるが、長期的には自分の視野を狭め、人間としての深みを失ってしまうかもしれない。
だからこそ、意識的にSNSから距離を置く時間を作ることが重要だと私は考える。例えば、1日の中でSNSを見る時間を決める、休日はあえてSNSを断つ、またはSNSとは異なる場での対面での交流を大切にする。そうすることで、自分の内面に向き合い、情報ではなく実体験を通じて感じる力を取り戻すことができるのではないだろうか。
結局、SNSを使うか否かではなく、どう付き合うかが問われているのだろう。便利さと引き換えに何を失っているのかを今一度問い直し、必要以上に振り回されない、主体的な情報との向き合い方を身につけていきたい。そうすれば、SNSは敵ではなく、味方として私たちの生活をより豊かにする存在になり得るのではないかと感じる。