今日から札幌雪まつりが始まった。

メインの大雪像はドイツのノイシュバンシュタイン城で、見物客が多かった。

 

※アニメで人気のゴールデンカムイ像、イベント中だった。

 

※ススキノ繁華街では氷像コンテストが開催されていた。

きれいなおねえさんの看板がシュールだ。

 

今年の雪まつりは記念すべき70回ということもあり、多くのイベントが予定されている。

大雪像制作には大量の雪集めから始まり多くの労力が必要だが、自衛隊を中心とするその道のプロたちが時間をかけ丹精を込めて創り上げる。

雪まつり当初からから、自衛隊は強力な助っ人だ。

今は平和のありがたさを感じる。

しかし、8日間の祭りが終われば、雪像は安全のために直ちに破壊され、ただの雪にもどる。

それはチベットの僧侶が長い歳月をかけて完成後、直ちに壊されて祈りと共に川に流される砂曼荼羅にも似て、どこか諸行無常の儚さも感じさせる。

※砂で描かれた曼荼羅図、究極の芸術作品。

「かたちあるものは必ず壊れる」「人間もまた然り」で、

命には限りがあり、ゲームのようにリセットしてやり直すことはできない。

 

"RE_PRAY"には、ゲームの中で簡単に繰り返される

「命」というメインテーマがある。

その一方で、自分がもう一度人生の選択をできる機会を得られたなら、「破滅へのルート」を選ぶのか、障害を乗り越えて「夢をつかむルート」を選ぶのか?と、羽生選手は問いかけている。

(※埼玉公演後のインタビューより)

 

「それは夢をつかむルートに決まっているじゃない」と普通は思うが、当人たちにそのつもりはなくても、破滅へと向かっているケースは多々ある。

大きな戦争や紛争を引き起こしたとされる為政者たちは、

最初から敵の大量虐殺をや破壊を考えていたわけではなく、理不尽な状況に置かれた同胞たちを救いたいという、義憤に駆られたことが動機だったかもしれない。

過激なカルト教祖やテロリストたちも、自分は弱者の味方で、宗教による平等な社会を創りたいという想いがあったはずだ。

でもそんな「夢」は、絶対的な権力と富の掌握や暴力による支配により「いつか終わる夢」として塗り替えられ、

「破滅へのルート」をまっしぐらに進むこととなる。

自分たちの夢(目標)と現実(結果)があまりにも乖離してしまい、初期設定に巻き戻すことはもはや不可能になってしまうのだ。

 

※「破滅への使者」、クジャ様にしか見えない。

 

羽生選手ならどちらのルートを選択するのだろう。

「きれいは汚い」「汚いはきれい」、人生を選ぶルートに正しいという選択肢はなく、破滅への道を歩んだマクベス夫婦のように、人は運命に翻弄されながら生きていくしかない。

"RE_PRAY"前半の「破滅ルート」と後半の「夢をつかむルート」、どちらも羽生選手が内包する大切な存在であり、切り離せないものであれば、彼は両方のルートを迷わず選択しそうだ。

そして「生きる希望」も、必ずアイテムとして両方に散りばめられている、そんな気がするのである。

 

 

「RE_PRAY横浜」のチケ全滅の衝撃からまだ立ち直っていない。

先日ローチケには申し込んだが、当たる気がしない。

落選組のお仲間は多いようだが、何とか頑張って最後まで諦めないでいきましょう。