※札幌駅前デパートの門松飾り
いよいよ明日は大晦日、暮れも押し迫ってきた。
家にいるとついゲーム(Undertale)三昧で運動不足になるので、今日は駅前のデパート迄正月用品の買い出しに行ってきた。
札幌駅構内は正月休暇で帰省する旅行者や、海外から来た観光客などで大混雑だったが、コロナ禍で閑散としていた3年前を思うと、平和な日常が戻ってきたようで嬉しい。
数日前に十勝沖を震源とする弱い地震があり、札幌でも震度2程度の揺れを感じた。
備えあれば憂いなし、"notte sutellata"の震災グッズを慌てて点検した。
羽生選手のおかげで、ズボラな自分にも時折危機管理のアンテナが働くのは有難いことである。
さて、"RE_PRAY"の"Megalovania"(メガロバニア)を見て
"Undertale"に嵌った人は多いようだが、自分もまたその一人である。
生まれて初めてのテレビゲームと難しいコントローラーの操作、豊豊さん世代の自分にはハードルが高すぎるのだが、ストーリーが面白くてやめられない。
一番はモンスターたちのキャラがユニークで、魅力的な点にある。
モンスターたちはゲイカップルの「犬衛兵」だったり、トランスジェンダー?の「ロボットテレビ司会者」だったり、
「陽気な骸骨兄弟」だったりと、女性でも男性でもない存在が殆どだ。
LGBTQに配慮しているというか、一貫してジェンダーフリーを貫いているようで清々しい。
「勇者が姫君を助けに行く」というffシリーズのような王道路線とは全く異なるジャンルであるが、友情や家族愛、
ジェンダー、抑圧と支配など、考えさせるテーマも多い。
先日ようやく基本であるNルートをクリアし、平和主義のPルートに移行したが、まだ先は長い。
RPGというのは感情委移入しやすいと言われているが、自分も実際やってみてキャラクターに愛着が湧き、倒す(殺す)
ことを躊躇することもあった。
特にラスボスの「アズゴア戦」にはなかなか踏み切れず、数日間プレイをやめていたくらいである。
王と戦わないと「魂」を奪われるとはいえ、国民
(モンスター)全員に好かれる優しい王様を殺すのは辛いことだった。
これでは「皆殺しルート」といわれるGルートの
「サンズ戦」ができるかどうか、今からあまり自信はない。
※アズゴア王と6つの魂
アズゴア王との戦いで流れるBGMは、"RE_PRAY"で羽生選手が『破滅への使者』演じる前の、6分間練習で使われた曲である。(アズゴア王のテーマ)
この曲を聴きながらプレイしていると、真っ赤な衣装を纏った羽生選手の艶姿が浮かんでくる。
強くて優しい絶対王者、羽生選手は若いころのアズゴア王に似ているかもしれない。
※このままゲームの世界にいても違和感のないスタイル。
"Undertale"をプレイして他に気が付いたことは、
『いつか終わる夢』の構成である。
プロでは氷上に文字が流れる場面があるが、第一部では
「真っ暗闇」「怖い」「独り」など、ネガティブな言葉が多く、第二部では「照らしていく」「満たされていく」
「本当」など、ポジティブなものが多くなっている。
※『いつか終わる夢』第一部
※『いつか終わる夢』第二部
衣装が明るくなり笑顔が見える。
"Undertale"最後の「フラウィー戦」は言葉による攻撃で、あるが、敵の武器「古びたノート」が、途中から主人公の味方となり助けるようになる。
その場面では画面にノートの文字が流れるが、最初は
「とらわれ」「あくむ」「はめつ」などネガティブな言葉ばかりだ。
しかし途中から助っ人(盗まれた魂)が現れて文字の色が変わり、「やさしさ」「あい」「おもいやり」などのポジティブな言葉に変わる。
※ネガティブな言葉による攻撃
※ポジティブな言葉により救済
これらは『いつか終わる夢』のツーパターンによく似ている。
"Undertale"をプレイしていると、"RE_PRAY"の仕掛けや謎解きを見つける楽しみがある。
お正月料理を食べて満足したら、プレイしていない方は腹ごなしにゲームの挑戦をお勧めする。
今年も相変わらず長文と滅裂なブログに御付き合い下さり、本当にありがとうございました。
来年もメディアハラスメントに負けず、羽生選手を応援していきたいと思っています。
皆様、どうかよいお年をお迎えください。