明日の『おげんさんサブスク堂』が楽しみ。

浴衣姿の陸ジャンプが沢山見られるといいな。

 

羽生選手の入籍発表から1週間、ファンの中にはまだ気持ちの整理がつかずに動揺している人もいるようだが、こればかりは自分で解決するしか方法はない。

あまりにも突然で心の準備ができていなかったとか、

「入籍」の一文だけでは不親切、せめて「結婚した」と書いてほしかった等々恨み節もあったりして、スーパースターは大変だなーと無責任に同情している。

膨大なファンの心は千差万別で、心の準備が統一できるわけもなく、発表文に「入籍」ではなく「結婚」と書けば、多分

「デリカシーがない」とか「無神経だ」と騒ぐファンが必ず出るはずだ。

羽生選手の髪型一つとっても、「サラサラナチュラル派」と

「デコ出し派」が屡々論争を起こすくらいなのに、結婚相手が判明すればどうなるか、自分から無防備にファンに知らせる必要は全くないと思っている。

 

好きが高じ過ぎた妄執に近いファンの心理といえば、90年代に見たスティーヴン・キング原作のホラー映画『ミザリー』を思い出す。

有名な作品なので知っている方も多いと思うが、この映画はファン心理からくる人間の狂気を見事に描いている。

 

あらすじは~

作家のポール・シェルダンは、冬の別荘で人気シリーズ

『ミザリー』の新作を書き上げ、雪道を車で走っていたが、スリップ事故で気を失い、彼の大ファンである中年看護師

アニーに助けられ、彼女の家に連れていかれる。

アニーはポールをかいがいしく看病するが、一方で彼が書いた新作で、「主人公のミザリーが出産で死ぬ」という結末に激怒し、気に入らないから書き直せと迫り脅迫する。

アニーに生殺与奪を握られ、ポールは密室に閉じ込められたまま、ミザリーを生き返らせる、「アニーの為だけの最新作」を書く羽目となる。

ラストはどうなるか、それは見てのお楽しみである。

 

幽霊よりも怖いのは人間、それも、一つのことに固執したり、執着する人間ほど怖いものはない。

「自分の意にそぐわない結末は許さない」という、アニーのエゴで狂信的なファン心理の恐ろしさがそこにある。

気が付けば、アンチより怖いストーカーやサイコパスになっていないか、時々我が身を振り返る必要があるようだ。

羽生選手の入籍発表でまだモヤモヤしている方は、ぜひこの映画を見て、怖いがブラックユーモアもある世界で気を紛らしてはどうかと考えている。