『if---』の衣装がすてき過ぎる。

 

GIFTのアフターパンフとnotteバッテリーがようやく届いた。

どちらも丁寧な作りで大満足だ。

 

エキサイティングなFaOI幕張が終了した。

先月はSOIの横アリで『阿修羅ちゃん』を観ながら「アンダスタン!」と叫んでいたが、今回はお茶の間シアターで

「USA!」を連呼した。

DA PUMPのISSAがこんなに歌唱力のある人だとは知らなかった。

昨年のみやかわくんやスガシカオもそうだが、羽生選手のおかげで長年あまり関心のなかったJポップを少しずつ聴くようになった。

『阿修羅ちゃん』からAdoが好きになり、『うっせぇわ』と『レディメイド』にかなり嵌って毎日鬼リピした。

 

DA PUMPとコラボした羽生選手の『if---』は大方の感想通り凄かった。

素人目にもわかる関節可動域の驚異的な広さと柔軟性、信じられないほど軽やかでシャープなステップ、感情表現豊かで音楽に

溶け込んだ美しい演技、やはり彼は天才だと改めて思う。

この曲にKIMIのラップが付いていなかったら、どんなにISSAの歌がうまくても、センチメンタルな恋歌になってしまう。

キャンディをほろ苦いビターチョコでコーティングしたような味わいの『if---』、甘いだけではなく、切なさもほろ苦さも感じさせるハーモニーが絶妙だ。

 

羽生選手がコラボで着ていたモノクロ衣装も素敵だった。

DA PUMPのPV映像に寄せているようで、彼らが着ると男っぽい雰囲気になるのだが、羽生選手が着るとなぜかフェミニンなしなやかさが加わる。

背中のコルセット風アミアミが良い仕事をしている。

 

この衣装を初めて見たとき、反射的に『AERA』のグラビアを飾っていた『disem By SiiK』のスタイリッシュな姿を思い出した。

このブランドは、日本の若い男女のデザイナーが二人で創り上げるジェンダ―フリーが特徴で、着こなすのはプロのモデルでも

かなり難しい。

羽生選手が自然体で完璧に着こなしていることに、デザイナーもきっと歓喜したことだろう。

 

先月SOIを4日間も見た後なので、FaOIはやはり豪華なショーだと実感する。

ゲストアーティストたちとのコラボはもちろんだが、照明や衣装も凝っているし、アンサンブルスケーターまで揃えている。

羽生選手の演技は超別格で異次元だったが、パパシゼのダンスも又別格で素晴らしかった。

自分としては、前半の『I Will Always Love You』よりも、長机の上で気怠い演技をする後半のプロ、

『In Line』の方が面白かった。

知らない曲だったので調べてみたら、米国で人気だった恋愛ホラードラマ『ヴァンパイア・ダイアリーズ』の挿入歌だった。

物語は高校生の男女が織りなす三角関係と吸血鬼の闘いだそうで、まんま日本のアニメ『ヴァンパイア騎士』のパクリではないかと思ったが、詳しいことは分からない。

(赤く赤く赤く揺れて~♪♪)

 

ステファンは演技をエレガントにまとめていたが、昨年の氷にバッターン『This Bitter Earth』の方がインパクトがあり退屈しなかったような気がする。

舞依ちゃんの『花』は可愛かったし、荒川さんは演技よりもスタイルの良さに感動した。

草太くんがSOIよりも数段カッコよくなっているのには驚いた。

今週末からはFaOI宮城公演が始まる。

羽生選手が、怪我もなく元気で地元公演を終えますようにと心から祈っている。