先刻までテレ朝チャンネル2のフィギアスケート特集を見ていた。
途中からだったので最初の方は分からないが、2008年頃から現在までのグランプリシリーズと国別対抗戦を中心に放送されていた。
私は去年の平昌オリンピックからスケートを少し見るようになったにわかスケートフアンなので、昔の映像はとても新鮮だった。
中でも浅田真央選手の「仮面舞踏会」、「月の光」はため息が出るほど美しく、何故今なお多くの熱烈なフアンが存在するのか少し分かったような気がした。
2008年に韓国で行われたグランプリファイナルには、優勝した浅田選手のほかにキム・ヨナ選手や安藤美姫選手、コストナー選手なども出場していて、火花散る凄い試合だった。
しかし、そんな粒ぞろいの選手達の中でも浅田選手の滑りの凄さと美しさは群を抜いていた。
彼女がリンクに立って滑り始めると皆目が離せなくなり、ジャンプやスピンの度に大きな歓声が上がる。
完全に場を支配するという事はこのような状況なのだろう。
この圧倒的な強さと華やかな美しさは羽生選手と共通している。
フィギュアスケーターはやはり技術だけではなく、外見的な要素、芸術的にも美しくなければカリスマ性のあるスターにはなれないのではないか。(プルシェンコ選手もそうだったが)
NHKの「アナザーストーリー」の中で、辛口評論家のデック・バトン氏が羽生選手の演技を羽生劇場と評価していたが、浅田真央選手のことも女優のようだと褒めていた。
男性と女性、世代も違うが、やはり花形スケーターには抗えない魅力がある。