春彼岸。実家に帰ってきました。


私の実家は、いわゆる本家という所。


子供の頃、兄弟と両親と祖父母、曾祖母の、4世代同居でした。


そこには、今、両親と祖母だけが暮らしています。


89歳になる、祖母の話をきいていた時のこと。


息子が絵本を持って、祖母のところへ行き、絵本を渡しました。(渡しただけですが...)


その絵本は、どうぶつの赤ちゃん絵本。


1ページに1種類ずつ、写真の動物が載っているものです。


それを見た、祖母の一言。


今はこんな、いろんなものがあるから、の子どもたちは、何でも早く覚えっちまうんだべな...
方言をそのまま。


その何気ない言葉が、今の私の胸に、


ズキューーーン!と響きました。


なるほど、そうかもしれないな、と。


祖母が子育てした時代は、きっと、こんなものはなかったはず。


だけど、私の父も、おじさんたちも、ちゃんと大人になっている。


目の前にあるモノを、目で見て、触れて、嗅いで、肌で感じて身に付けてきた、それだけで充分なのかもしれない、と。


良かれと思って、いろんな経験を、と、


子どもたちの小さな体と心には、不要なくらいのモノを、


知らず知らずのうちに、まくしたてるように、あおるように、用意していたのかもしれない。


自分が怖くなった。


新しい刺激も、時には必要かもしれないが、


目の前にあるモノと、実体験を、


もっとじっくりと、丁寧に、子どもたちの中に染みていくように、


そんな関わりを、もっともっと大事にしていきたい!!



と、強く感じた、祖母の言葉でした。