鎌倉殿、終わりましたね

視聴後、すぐには言葉にできず

なんとも言えない気持ちを噛み締めました。

北条義時という人の最後を固唾を飲んで見届けました。


なんという悲しい姉と弟だ


政子姉さん

修羅の中にあって、これまでただ愛のために動いてきた人


「愛する子供のために」と

修羅にまみれ、己自身修羅と化し地獄も恐れることもできなくなってしまった、もがく弟の幕引きをする。

小四郎を見取る政子泣くうさぎ

罪を負った姉と弟


ただ悲しい…


善とか悪とか、そんな一方的な物差しで決めつけることはできない。

しかしあの場面の政子が私には菩薩に思えるのだよ


これ以外の報いはないのではないかと


余談ですが運慶さんのあの仏像はちょっとお祓いしておいてほしいレベルの禍々しさよ驚き


あと、のえさん。

こちらもまた辛いお人だった…

野心家ではあるけど、ある意味夢見がちな女性だったとも言えるのかもしれないですね。

自分のステータスを上げるために仮面をかぶって気に入られ結婚したところで「本当の自分を見てもらえない」という悲しみを背負うことになるわけで。

いくら身分が高いところに嫁いでも幸せになれそうもなく、さらにはあの小四郎であるし、そこに気がつくこともない、という… 

子供が跡を継ぐことができれば、とそこに存在意義を見出すけどそれも叶わず(家族会議ぐらいは参加させようよ小四郎…)

なにも知らされず存在を無視され続けてるのはさすがに辛い…

恨みをつのらせた表情が見事でした。

しかし身内の目の前で毒を飲まそうとする度胸すごいなw


これも愛嬌が必要ってことなんかな..

ヒナさんは、もうはなから八重さんと競うことは放棄してたしな。


鎌倉殿、ほんとに色んな人間模様が見事に盛りだくさん描かれて一年濃ゆかったです。

今「最初から見返せ」と言われたら正直しんどいほどですw

小四郎、おつかれ様でした。

みんな、おつかれ様でした。