私も闘病生活が長く、今までにいろんな薬を飲んできた。
抗うつ剤、抗不安剤、気分安定薬、抗精神病薬。これら薬の種類もさることながら、もう一つ注目すべきはその形状についてもである。
錠剤、カプセル、粉薬、液剤、漢方、口腔内破壊錠。
一番ポピュラーなのは錠剤。一番飲みやすい。
カプセル。どうしても大きくなってしまうのか、飲むときに少し気になる。喉に引っかかる感じがあるが、まあ、大丈夫。
粉薬は苦手。味が気になる。無味だとありがたい。飲みにくいと文句を言いながら飲んでいたら、夫に「子供か!」と言われたことがある。
漢方は、一般的に苦いとかそういうイメージがある。
しかし、本当に自分の体に合った漢方だと苦くないらしい。それどころか、おいしいと感じるそうだ。私は、六君子湯(リックンシトウ)という胃薬がおいしく感じたし、実際よく効いた。
液剤。私頼んだ液剤は苦いものだった。長らく飲んでいたが、ジェネリックに味が改善されたものがあると先生から教えられてからは、ずっとジェネリックを使っている。
そして、最後は口腔内破壊錠。私は、これが一番苦手。
口の中で溶けるタイプの薬だ。味付け?はだいたい甘くされているので飲みやすくはなっている。けれども、私はその変な味付けが苦手。
口の中に入れると、水分を奪ってじんわりと舌の上で溶け始める。妙に甘ったるかったり、甘いだけではなくフルーティーな香りがするものもある。いち早く水で流し込まなければ、舌の上で甘さが広がり続ける。
たまらん!
先生は飲みやすいだろうと思って処方していたようだが、とんでもない!耐えかねて、普通の錠剤に戻してほしいとお願いしたことがある。先生は意外だったようで、かなり驚いていた。
どんな薬でも、だいたい飲めますが、口腔内破壊錠だけは苦手だ・・・。