どんなにスピリチュアルなものを読んだり、チャネリングやリーディングを学んでも、
 
 
一向に使いこなせない、自信がない、霊感の実感がない。
 
 
巷ではそういうことがあると聞きます。
 
 
それはどうしてでしょうか?
 
 
それは、ご自身の脳が実感できるほどの、正しい経験値が足りないのだと思います。
 
 
生まれながらに霊感の強い人でも、生まれて間もないころから何でも知っていて、何でもできる人はいません。
 
 
なぜなら、生まれながらの自分の体の特性や感じ方、使い方を、試行錯誤しながら実践する期間が必要だからです。
 
 
それは息をすることからはじまり、この世のルールに従って人生を歩みながらの道のりです。
 
 
ですから、自分が知りえないことや超人的な何か、自分だけの特別が授けられるのがスピリチュアルだと思っていれば、
 
 
一生自分の感覚を磨けないし、自信を持つことはありません。
 
 
自分の感覚を磨くためにはどうしたら良いのかというと、経験を積むことです。
 
 
それは占い師になって「何百人鑑定した」という実績を持つことではありません。
 
 
幽霊屋敷やお墓に行って、取り憑かれる体験をするとか、お経を唱えて浄霊の真似ごとをするのでもありません。
 
 
神様は、自分の暮らしの中で「使う」と仰います。
 
 
生きていれば、人間関係や人生の悩みが出てきます。
 
 
そういうときに自分が感じたことや、アドバイスを受けたこと、先人の知恵などを試してみて、
 
 
それがご自身や周囲に、どのように作用するのかを振り返ります。
 
 
リーディングができても、それだけで満足したり、「当たり外れ」の浅い評価で終わる人はとても多いです。
 
 
アドバイスを活かしたあとの振り返り作業と合わせることで、自分の感覚と霊感経験とを結びつけられるので、その内容の深さが鍵になります。
 
 
振り返り作業とは、「当たった」「外れた」の良し悪しや粗探しではなく、自分自身を見つめること。
 
 
ご自身の思い違いや誤解、記憶違い、反省など理由が分かれば改めよう、気をつけようとなり、次へつなげられます。
 
 
とてもしんどいことです。

 

 

 
チャネリングやリーディングができなくても、わざわざ講座を受けたり、お金を払わなくても、普段からご自身で霊的な感覚を育む方法があります。
 
 
例えば、お洋服や食べもの選び方を工夫すること。
 
 
毎日の着るもの、食べるもの、その他の選ぶものには、私たちの魂の声が無意識に映されていることがあります。
 
 
もちろん、その声を塞ぐ方法もあります。
 
 
それは、安さ、手軽さ、楽さ、そこにあるから、無難だから、流行っているからなどの、
 
 
感じたことを打ち消す「考えたもの」を優先すること。

 

 

毎日のお洋服を選ぶときに、どのように選んでいますか?

 

 

お仕事や制服で決まっていて自由がないという人は、お休みの日や部屋着は選べますよね。

 

 

気持ち良い、気分が上がる、好き、リラックスできる、お顔が明るくなる、

 

 

無難だから、安いから、そこにあるから。

 

 

どちらが魂の声で、どちらが考えたものなのか、こうすると分かりやすいのですが、

 

 

それを暮らしの中で実践してみると、案外「考えたもの」の横やりが入り、そちらに流されそうになっていることに気づきます。

 

 

初心者さんに多い誤解として、何でもポジティブに考える「考えたもの」や、

 

 

何でもかんでも「スピリチュアルに結びつける」「スピリチュアルのせい」にする「考えたもの」もあります。

 

 

「無難だから、、はダメダメ!気分が上がるほうを選ばないと!」

 

 

「泣いたらダメダメ!故人はきっと〇〇と思っているはず」



「神様は〇〇と言っている気がする」

 

 

「〇〇はきっと神様のサイン」というもの。

 

 

スピリチュアルとポジティブマインドを混同していて、ネガティブは低次、ポジティブは霊感だと誤解している。

 

 

そして「思い込み」「設定」「シンクロ」「考えたもの」を拾う思考癖がつくことで、霊的な感覚を使ったつもりになる。

 

 

本物と呼ばれる有名な方々の誰も言っていないようなことも、自分に都合良く読み替えて、誤って思い込んでいる人はとても多いです。

 

 

大切なのは、神様のサインや魂の声の「例としてあげた項目」に当てはめることではなく、

 

 

ご自身が最初に感じたもののあとに、「考えたもの」が出てきていることに気づきましょうねということ。

 

 

「考えたもの」は声が大きく、何となく従いそうになります。

 

 

すると、ご自身の霊的な感覚は使っておらず、かつ自分の霊感を打ち消す行為まで同時に行なっている。

 

 

これを繰り返していれば、いつまで経っても霊感を実感できないし上達できないのも、当たり前だと思いませんか?

 

 

 

食べものも毎日選んでいて、料理をしなくても、何を、どのくらい食べようか選んでいます。

 

 

旬や香り、色、味、食感に惹かれる、欲しているものを選ぶ練習です。

 

 

食べもの選びでは、二つの気をつけるポイントをお伝えしたいと思います。

 

 

一つ目は、「食べたい」「欲している」感覚。

 

 

体の調子を整えるために必要としているものと、脳が麻痺して欲しているものとがあるので、見極めが肝心です。

 

 

二つ目は、金額です。

 

 

金額を考えずに、いつでも食べたいものばかり選ぶことはできませんから、

 

 

霊的な感覚を優先させる日と、そうでない日を分けることになります。

 

 

「今日は必要なものだけを買おう」というのは、霊感の打ち消しにはならないので大丈夫。

 

 

ですが「自分や家族の体調や、調子に合ったものを選ぶ」というふうに工夫すれば、頻繁に活用できそうです。

 

 

このように、何となくで選んでいる毎日のちょっとしたものを、ご自身の五感や心を使って選んでみる。

 

 

そして実際に着たり、食べたりして、その後の調子や成果はどうだったのかを振り返って分析して、結果を紐づける。

 

 

何回も、何年もかけて正しい経験値が集まれば、

 

 

だんだんと何を食べると調子が良い悪いのか、どんなときに不調になるのか分かるようになり、この世のことわりも見えてくるようになります。

 

 

それは、ご自身にとって信用できる感覚と、ご自身に合った正しい情報です。