私はまだ頂いたことはないんですが、「凶」のおみくじって、本当にあるんですね。
引いたらびっくりするでしょうし、ショックを受けたり、「神様から嫌われた?」「拒否された?」と心配したり、悲しむこともありそうです。
でもそれって、とても人間的な、感情的なもの。
「最初に思ったこと」=「直感」「霊感」ではないから、安心して下さい。
ここを誤解していると、無闇に心配したり、勝手に悲しんだり、神様の本当のメッセージに気づけないまま。
それって、とてももったいないと思いませんか?
「おみくじ読み」では、大吉や末吉などで一喜一憂しないようにお伝えしました。
「凶」が出れば、ショックを受けることもあるでしょう。
ですが、神様は人間のように嫌がらせをしたり、情をもつ存在ではありません。
そのことをきちんと理解していれば、不要に悲しんだり、絶望したり、誤解することなく、神様へ向き合えるようになります。
そのおみくじを引かせて頂いたのは、神様からのメッセージに合う「言葉」が、そのおみくじに書かれているから。
ですから冷静になって読み解けば、そのメッセージを見つけられます。
思わしくないメッセージが出たとき、自分自身を素直に見つめたり、内省したり、「転ばぬ先にしよう!」と思えれば、その後の暮らし方や心構えが変わります。
ときどきメッセージを思い出したり、気をつけたり、立ち止まったり、謙虚に振る舞えれば、不幸を免れることもあります。
思わしくないおみくじが出たとき、境内の所定の所に結んで、神様にその影響を和らげてもらえるようにお願いするのも、方法の一つです。
影響を和らげてもらっても、神様が指摘された「気づき」や「注意」の部分は、引きつづき心の中で覚えておくこと。
魂の人生計画や私たちの成長に必要な変えられない部分や、災難を逃れるために大切な実践的なこともあるからです。
メッセージを受け取って「良い」「悪い」で終わるのか、その後に活かせるのかは、自分次第。
言動を改めたり、気をつけることで、回避できることもたくさんあります。
さて、このおみくじの話にはつづきがあります。
「凶」は、一番下の運勢です。
「凶より下はない」おみくじを頂けたことで、今が一番の底であり、
「あとは上がるだけ。」というメッセージを頂いていることもあります。