みなさん、こんにちは。

 

 

このお話の目次はこちらです。

 

 

・物件の「見方」

 

 

・願掛けのタイミングやお話する内容

 

 

・神様おすすめの物件とそうでないもの

 

 

・「焦る」「急ぐ」感覚を読み間違えないこと

 

 

・実例から見る、直感より詳細な霊的な「わかる」感覚

 

 

・判別しずらい「もやもや」の判断方法

 

 

・自分の感性に自信を持つのと過信は違う

 

 

人の波動や思念、調子は、周囲からの色々な影響を受けながら保たれています。

 

 

その中でも特に寝食を伴う場所の、私たちの心身や人生への影響はとても大きいです。

 

 

食べ物も、睡眠も、心や体や霊性に通じています。

 

 

長く過ごす場所であればあるほど、人への影響は大きいので、寝食を伴う場所は、特に注意して選ばれた方が良いような気がします。

 

 

「家」や「土地」にも、パワーの大小や、波動、記憶がそれぞれにあります。

 

 

アパートでも、土地の力や記憶、波動の影響はありますし、さらにそれらは同じ棟の中で均等ではなく、階や個別のお部屋によって違うこともあります。

 

 

また、土地のパワーは登記や区画に沿って、きっちりと決まっていないことも多いです。

 

 

大まかな地域として栄えているところもあれば、部分的にパワーの弱い土地や陰る所もあります。

 

 

と思えば、道を挟んだだけで、その一帯の雰囲気ががらりと変わり、土地の力や、明るさ、活気も変わることがあります。

 

 

所謂いわくのある場所、残忍な事件のあった場所、お寺やお墓の跡地、幽霊の巣食う場所などはやめておいた方がいいです。

 

 

川、交差点、Tの字の突き当たりになる場所などの、陰りやすい場所も避けるようにします。

 

 

しかしこれらは、一般的に陰りやすいとされる情報の一つです。

 

 

先ほどもお伝えしたように、土地パワーは均一ではなく、同じアパートでもお部屋によって違うこともありますし、入居する人との波動の相性などもあります。

 

 

すべての項目を一括りに悪く捉えると、あれもダメこれもダメと候補がなくなりますし、転居が怖くなってしまいます。

 

 

しかし、ものごとの仕組みをきちんと読み解いて、さらにご自身の霊性と五感をフルに活用して探して行ければ、

 

 

土地の力の後押しを受けて、さらにご自身を高めたり、飛躍したり、満足できる人生につなげられるのではないのかなと思います。

 

 

自分の霊性を磨き、霊的な「陰り」を見分けられるのかどうかで、人生の選択肢も少なからず変わります。

 

 

もちろん災害マップを確認したり、図書館などでその地域や土地の歴史などを、実際に「自分で調べる」のは大前提です。

 

 

自分の決断を人のせいにしない努力、自分の人生に覚悟や責任を持つことは、魂の霊格につながる何より大切な行いです。

 

 

自分の選択に後悔する余地を残さないように、手間をかけることを惜しんだり、ご自身の考える力を手放してはなりません。

 

 

昔からの言い伝えには、人々の実体験と教訓が込められており、後世に生きる私たちが、無駄な時間や不都合を避け、人生をスムーズに生きるためのありがたい秘訣でいっぱいです。

 

 

ですが、これらも他人に押し付けるようなことがあれば、人の信仰心の領域に土足で踏み入る行いとなり、トラブルの元になります。

 

 

ご自身の信仰心は、心の中にひっそりと持っておきます。

 

 

さらに、自分にとっての合わない場所やもの、自分にとってマイナスに働く事柄や感性が、必ずしも他の人にぴったり当てはまるわけではない、ということも知っておきましょう。

 

 

家を建てよう、土地を探そうと思い始めたとき、まずは不動産情報を調べることが多いと思います。

 

 

探し始めは、知らないことだらけ。

 

 

ホームページなどで目にする情報も、全てが目新しく、魅力的に見えます。

 

 

借りたい、建てたい、持ちたい、買いたいと思うタイミングと、条件がぴったり合うのはなかなか大変なこと。

 

 

さらに、土地や家のような大きな買い物には、もっと長い時間を要することが多いです。

 

 

時間をかけて、日ごろからアンテナを張って過ごしていると、今まで気にも留めていなかったような情報が、次第に集まるようになります。

 

 

今までよりも、自分や家族とのこれからの暮らしや、将来への希望を、さらに深く考えるようになります。

 

 

すると希望に合う条件が浮かび上がり、次の作業として、それらを現実に落とし込みます。

 

 

時間をかけて情報収集するのは、舞い上がった気持ちを落ち着け、冷静な感性で物事を見つめられるという側面もあります。

 

 

全てではありませんが、業者さんの中には気持ちを高揚させたり、急かすなどして、冷静に判断したとは言いずらい状況下での契約方法や生業(なりわい)が、今でも行われていることがあります。

 

 

他にも、何年も売れ残っているものには、素人には気づけない、何らかの理由が隠されていることもあります。

 

 

もちろん、そうでないこともあります。

 

 

ずっと売れ残っているのかどうかは、本格的に探そうとする少し前から、情報収集として閲覧していれば分かります。

 

 

初めて見るときは、どれも新鮮で、良く見えるものですが、色々な情報を閲覧するうちに、知恵も付き、見る目も養われます。

 

 

始めは輝いて見えたものも、時間をおいたり、たくさんの物件を見比べることで、冷静に情報を分析できるようになります。

 

 

すると、見掛け倒しの誘惑に足元をすくわれたり、つけ込まれる隙も少なくなります。

 

 

願掛けのタイミングは、本格的に物件を探そうとする少し前に上がるのがおすすめです。

 

 

前もってお伝えするのは、神仏のおすすめの良い物件を見つけてもらったり、空けてもらうのに時間の掛かることがあるため。

 

 

それから、ご自身が最善の情報収集をするためです。

 

 

ここぞというときに神仏のおすすめのサインを見逃さないように、ご自身の知恵や見る目を養っておくのも大切なことになります。

 

 

物件には、先住者や持ち主がいらっしゃいます。

 

 

そこに住みたいと願っていても、空きがなければ入居することはできません。

 

 

さらにそれが賃貸ではなく、土地や家のような大きな売買になると尚更です。

 

 

賃貸と、売買とでは、情報の動き方が異なります。

 

 

それを踏まえると、土地家を持ちたい、買いたいときには、賃貸よりも長いスパンで動くことになりそうです。

 

 

もちろんそれぞれの状況や条件、タイミングにもよるでしょうが、まっさらな状態からとなれば、賃貸物件なら数ヶ月前くらい。

 

 

不動産売買であれば、実際に動こうとされる数ヶ月前から半年前くらいには、神仏にご報告しておかれるのがおすすめです。

 

 

お話する内容は、ご自身の条件や、これからの暮らしなどを、事細かにお伝えします。

 

 

職場や学校の地域や立地、金額や予算、駐車場や間取り、バストイレ別、築年数、広さなどの条件、譲れない条件などもお伝えしておきます。

 

 

どんな生活がしたいのか?

 

 

どんなことを頑張りたいのか?

 

 

新たな暮らしや出会いや学びをイメージします。

 

 

さらに土地・家選びの場合には、「どんな姿や家庭を作って行きたいのか?」「その土地で関わる人々と暮らして行く覚悟はあるのか?」ということも神様方は問われ、少しばかり厳しい眼差しで見つめられていました。

 

 

願掛けの内容を聞いて、神仏方が叶えると決められると、すぐさまご本人の条件に合う物件を探してくれています。

 

 

物件に空きが出る、売買できる状態へ導くために、少し時間が掛かることもあります。

 

 

神仏が用意してくれたおすすめの物件なのかを見分けるためには、まずは願掛けの前から情報収集をしておくことです。

 

 

それは願掛けの前と後との「差」で、神仏のお導きを見分けられるようにするためです。

 

 

例えば、願掛け前にはなかった物件が、願掛けの数ヶ月後にパッと更新されて、「これが神仏のおすすめだ!」と確信を持てることもあります。

 

 

これは願掛け前の情報に、事前に目を通しておいたおかげで気づけるものです。

 

 

今までずっと出ていた物件なのか、はたまた新しい物件が登場したのかは、願掛け前から見ていれば分かります。

 

 

全ての新しい物件が神仏のおすすめとは限りませんから、それを「見分ける」のにも、これまでに養われた感覚が役に立ちます。

 

 

また、願掛け前からあった物件で、始めは何とも思っていなかったものが、願掛け後に見るとおすすめのサインを感じ取りそれに気づけることもあります。

 

 

もやもや、じめじめ、暗い、寒い、寂しい、息苦しい、重い、ぞくりとする低い感覚と、

 

 

お日様を浴びるようなぽかぽか、明るい、安らぎ、息のしやすさなどの前向きな感覚と、

 

 

波風立たない凪の水面のように普通の感覚などの、どこに引っ掛かるのかを感じ取ります。

 

 

さらにその感性の中には、「目にとまる」「気になる」「良く見える」など、心が魅力によって引き寄せられる感じ取り方もあります。

 

 

これは霊的な感覚の中でも特に高度で、見極める判断が難しい領域の一つです。

 

 

新しいものに目移りしているのか、低次元の誘惑なのか、神仏のおすすめサインなのか、見分けにくいからです。

 

 

ですから以前お伝えしたように、ご自身の感覚を「篩にかける」作業が大切になります。

 

 

ご自身の感覚を「篩にかける」判断の一つに、「急ぐ」感覚があります。

 

 

「何だか急いで決めたい気持ちになる」「急かされる」そのような気持ちが付随すると、人は霊的な感覚が鈍り、正しい判断ができなくなる性質を持ちます。

 

 

自分のことを思ってくれる周囲の人は「もう少し考えよう」と説得してくれるのに、何だか気持ちがはや立てられ、すぐにでも決断したい気持ちになり、判断を見誤ることも多いです。

 

 

この急いで決断したい気持ちを、「気になる」「魅力的」だから「押さえたいのだ」と読み間違え、さらにはその感覚が「神仏からのサイン」なのだと、誤って捉えてしまう危険があるのです。

 

 

どんなに魅力的な物件に出会えたとしても、「急ぎたい」気持ちが付随するときは、何らかの力が働いていることがあるので、一度立ち止まったり、日にちをおいた方が良いです。

 

 

冷静になって思案されたり、我に返られると都合が悪いことがあり、そちらに目を向けられないように惑わされていたり、化かされているときによく見られるからです。

 

 

もちろん、そうでないこともあります。

 

 

その見分け方が分からないと思われるかもしれませんが、どなたもその見分ける情報は持ち合わせています。

 

 

ですがその情報は「急ぎたいけどブレーキを感じる」「踏み出したいのに何かが引っかかる」「もやもやが胸をよぎる」など、無視しようと思えば簡単に見なかったことにしてしまえるほどの、とても小さなもの。

 

 

ここで、ご自身の心の奥底に浮かび上がった感覚を受け止められるのか、外からの魅力的な情報に舞い上がるのかが分かれ道です。

 

 

日にちをおけば、霊的な感覚の情報の整理がつくので、見極めやすくなります。

 

 

そのため「キャンペーン中」「人気だから次はないかも。」などという、業者さんの言葉も鵜呑みにされない方が良いように思います。

 

 

数年前、夫と住むアパートを探していたときの出来事です。

 

 

不動産の担当さんは、新人さんのようで、まだ慣れていないようでした。

 

 

普通だったら、物件の候補を3件くらいに絞って内覧するのかなと思いますが、そのときは条件に合う6軒、全て見せてもらえました。

 

 

実はこのとき、たくさん内覧させてもらえたおかげで見る目が養われ、とても興味深い体験ができました。

 

 

1軒目、2軒目と見て回ると、次第に実際に見るべき要点が分かって来ますし、それぞれの比較もできるようになります。

 

 

さらにネットで見ていた情報と、実際に足を踏み入れた感覚との違いも感じられます。

 

 

先に答えをお伝えしておくと、1~4軒目はごく普通の物件、5軒目を契約、6軒目は陰る物件でした。

 

 

5軒目まで霊的に問題ない物件を見ていたおかげで、6軒目は比較するまでもないほど異様な雰囲気を体感できました。

 

 

5件目の内覧が終わり、担当さんの運転する車で6軒目のアパートへ向かいました。

 

 

そのときからすでに胸のざわつきを覚えていて、到着するころには気持ちはどんより。

 

 

何とも言いようのない薄気味悪さに、先ほどまでの新生活への明るい気持ちは、ぱったりと消えてしまっていました。

 

 

車から見える6軒目のアパートは、まるで幽霊屋敷のように真っ黒に見えていました。

 

 

一軒ずつの内覧に掛かる時間は、せいぜい十数分くらい。

 

 

同じ最寄り駅から徒歩数分圏内を条件としていたので、6軒目といっても移動にかかる距離はそれほどでもなく、日はそれほど傾いていませんでした。

 

 

青空の映える、ぽかぽかと気持ちの良いお日柄だったことを、今でも覚えています。

 

 

担当さんの運転する車で到着するや否や、6軒目の異様な波動に「行きたくない」「入りたくない」と思いました。

 

 

さらに、「5軒目に決めたい」とも思いました。

 

 

まじまじと、6軒目の命の危険すらも覚えるほどの異様さ感じながら、霊的な感性で振り返ったときに、波動高さがきわだっていたのは5軒目だった、とはっきりと心が決まったのです。

 

 

車内で、私はその気持ちを担当さんと夫に伝えました。

 

 

「行きたくない。5軒目で決まりだから、6軒目に上がりたくない。」と。

 

 

しかし、担当さんや夫は普通の人なので、「折角来たんだから、見るだけ見よう。」と車を降りて行ってしまいました。

 

 

信じてもらえないことに、絶望しました。

 

 

感受性の強い人はこのように、日常の至る所で自分の感じたことを否定されたり、信じてもらえないことも多いと思います。

 

 

私もまだ若く、未熟だったので、それ以上踏ん張ることができずに、渋々ついて行くことになりました。

 

 

霊的な危険信号が、どのようなことにつながるのか?

 

 

それを普通の人に、理屈で伝えるのは容易ではありません。

 

 

しかもそれを信じてもらい、行動を変えてもらうのには、相当な労力が必要になります。

 

 

それによってこちらが悪者になったり、気分屋や神経質などの印象を持たれ、人として信用してもらえなくなることだってあるのです。

 

 

霊的な危険信号は、高次元からのサインです。

 

 

関わるな、具合が悪くなる、不快な思いをする、幽霊がいる、取り憑かれる、命に関わる、波動が下がる、運気が下がるなど、やってみてもいないのに「わかる」。

 

 

魂の今までの経験からの「わかる」は、本当に不思議な感覚で、理屈ではないのです。

 

 

6軒目のお部屋に近づくにつれて、「入りたくない」と最初に感じた感覚は間違いなかった、という確信がどんどんと高まっていきました。

 

 

玄関の扉も、部屋の中も、外観と同じように、見えない世界で真っ黒だったのです。

 

 

これは間取りや周辺環境、構造上の問題ではありません。

 

 

青空映える穏やかなお天気でしたし、日差しの入る大きな窓でした。

 

 

玄関と同じくらい、部屋のあちらこちらに真っ黒に陰っているところがあったので、目を凝らせば何か見えたと思います。

 

 

夫は担当さんの案内にぐるりと見て回っていましたが、私は嫌な気持ちが拭えないまま、玄関から離れられませんでした。

 

 

この日、多くの物件を見せてもらえたことで、物件を霊的に見る目は少なからず肥え、霊的に危険な感覚を覚えることができました。

 

 

始めの4軒が普通のアパート、5軒目がのちに契約に至った物件、最後が陰る物件という順序だったことで、身の危険を感じるほどのヤバさがより際立ちました。

 

 

内覧では物件だけでなく、最寄駅から物件までの道のりや、周辺の環境も見ておきます。

 

 

何軒か見て回ると、それぞれのお部屋の波動や相性を、雰囲気や明るさでつかむことができます。

 

 

明るさとは、お天気や、太陽の高さ強さ、太陽が雲で遮られる瞬間の暗さや、光の届かない部分のことではなく、照明がついているかどうかや、照明の明るさでもありません。

 

 

カラッと気持ちの良いお天気に恵まれた日であっても、陰る物件や相性の悪い物件は、外観からどんよりとしています。

 

 

一歩足を踏み入れると、光がさんさんと差し込む明るいお部屋でも、幽霊がいたり、相性が悪ければ、「暗い」「陰っている」と感じます。

 

 

目で見ている光景は明るくても、重なる見えない世界は真っ黒なので、幽霊が見える見えない関係なく、その低波動の情報は心や五感で感じ取ります。

 

 

これは不用意に怖がるのとも少し違っていて、起こってもいないのに身の危険を覚えるような感覚です。

 

 

また物件の中と外との情報の「差」や、目の前に見える光景とご自身の心や五感で受け取る情報との「差」に、違和感や引っ掛かりを覚えることもあります。

 

 

それがはっきりと確信を持って読み取れなくても、入った瞬間の外との湿度や気温、明るさの違いや隔たりは、意識の中を小さく濁らせます。

 

 

それはもやもや、じめじめ、暗い、臭い、寒い、ぞくり、足や肩が重い、心が落ち込む、寂しい、早く帰りたいなどの、人間の暮らしには不都合で、かけ離れた、不健康なものです。

 

 

これは霊的な感覚で感じ取っているので、実際にカビが生えていたり、天気が陰っている、電気が暗い、換気不足、雨漏りしているわけではありません。

 

 

だからこそ、異様なのです。

 

 

大きな窓からは、さんさんと日が入っているのに、部屋の中だけ曇天のような暗さを感じる。

 

 

外はぽかぽかの陽気なのに、その部屋だけぞくりと寒さを感じる。

 

 

窓の外との空間の違いというか、社会から切り離されたような感覚になり、その部屋だけが異次元のように感じる。

 

 

どんなに条件が良くて魅力的でも、その小さな見えない違和感や、心や五感の情報との隔たりに、何となくもやもや。

 

 

金額、条件、間取り、立地も申し分ないのに、何だか気になる。

 

 

そういう感覚は信じた方がいいです。

 

 

「急ぐ」と同じように、「もやもや」「気になる」ことがあれば、即決せずに日をおいて検討すること。

 

 

時間をおくと、霊的な記憶の整理が行われるので判断しやすくなります。

 

 

自分の霊的な感性が合っているかどうか分からない、自分には霊感がない、というお声を伺うことがあります。

 

 

このブログでは、それは霊感が未発達だったり、使い方が分からないだけで、全ての方に霊感はあるという考えのもとお伝えしています。

 

 

どんな能力や才能においても、一定程度の得意不得意はあります。

 

 

その中でも秀でればプロとなり、トレーニングや努力のもとに職業とする方々もいらっしゃいます。

 

 

プロ野球選手になりたいと思っていても、その望みを持つ全ての方がプロになることはできません。

 

 

しかし、プロ野球に携わるお仕事に役立てられたり、学生時代や甲子園の経験が、他職で役に立ったり、ご縁へつながることもあります。

 

 

プロになれなくても野球を続けることはできますし、将来自分の子どもとキャッチボールを楽しむことができるかもしれません。

 

 

ある一つの能力を、どのように捉え、鍛錬するのか?

 

 

その先に待ち受けるものが、自分の理想通りにならないことも多いですし、それは霊感も同じだと思います。

 

 

何軒かのアパートの内覧をしていると、何となく嫌な感じを覚える一室に出会いました。

 

 

大きな窓からは、さんさんと日が入っているのに、部屋の中だけ曇天のような暗さを感じる。

 

 

外はぽかぽかの陽気なのに、その部屋だけ冬のような寒さを感じる。

 

 

窓の外との空間の違いというか、社会から切り離されたような感覚になり、その部屋だけが真っ黒な世界へつづく異次元のようでした。

 

 

ですが立地、間取り、条件、金額も申し分ない。

 

 

とても魅力的に感じて、気持ちが早まりそうになります。

 

 

「暗く感じるけど、電気を点けたら大丈夫そう。」

 

 

「寒いのは、エアコンをつけたら良いだろう。」

 

 

「じめじめしてるけど、雨上がりだし。」

 

 

「もやもやするけど、リフォームしていて綺麗で安い。」

 

 

大人になるとこのように、『考える前に「感じたもの」を打ち消す作業』が、頭の中で無意識に行われやすいです。

 

 

「感じたもの」はいとも簡単に聞こえないふり、見ないふりができてしまえるくらい儚いもので、これが実は霊的な感性であることも多いです。

 

 

条件や好みに合うかどうかは、頭の中で導き出された「考えたもの」であり、全くの別物。

 

 

先ほどの例えのように、「もやもや」として危険信号のアンテナを拾えているにも関わらず、「安い」「綺麗」などの好みや条件などによって、

 

 

「感じたもの」を自分に都合よく「考えたもの」へ上書きし、納得させようと、頭の中で瞬時に作業します。

 

 

人の脳は自分に都合の良いようにものごとを肯定し、霊的な感覚や記憶すらもそれに合わせて変換する癖があります。

 

 

霊感を育む過程では、これらの仕組みや作業に気づくことから始まり、避けては通れない通過点です。

 

 

最終的に、自分の感性が合っているのか、勘違いなのかどうかは、霊感の開発途上では分からないことも多いです。

 

 

ですがそれらも含めて、経験して、分かるようになるものなのです。

 

 

どなたにも、魂の最初の一歩があります。

 

 

失敗したり、できない自分にがっかりすることもありますが、経験を積むことで理解が深まり、できなかったこともできるようになり、分からないことも察することができるようになります。

 

 

霊感も同じで、それが分かるのは経験しているから。

 

 

何も神社仏閣にいるときだけが修行ではなく、私たちは日ごろから魂を磨いています。

 

 

人の悪口を言わない、挨拶をする、いわくのある場所に行かない、規則正しい生活をする、こういうことも霊性に直結します。

 

 

霊的なメッセージは「気づき」として私たちに届き、その場面ごとにどのような選択を取るのか試され、鍛えられているのです。

 

 

ですが、生きていればすぐにできないこともありますし、老いて完璧にはできなくなることもあります。

 

 

ここで大切なのは、すべてを良心に従って行動できたかどうかではなく、受け取った情報をご自身がどのように捉えたのか?ということです。

 

 

水垢や床の埃に気づいたとき、「今急いでいるから、あとで」という選択もできますが、同じ後回しでも「まだ大丈夫」と捉えるのは、ご自身の感じた感性を否定することにつながりそうです。

 

 

霊感とは、はっきりと自覚がなくても皆さん受け取られています。

 

 

これを、「その感性に基づいて動くとどうなるのか?」と意識して実践してみると、その結果がご自身の経験値になります。

 

 

水垢や床の埃に気づいて、すぐにお掃除すると、清々しい気持ちになります。

 

 

怒りやイライラをまとっていても、床を掃いたり、換気するだけで、すっきり払えることもあります。

 

 

このように波動が低くなったときに、どうすれば楽になれるのかを過去の経験で持っていれば、その実績から最善の方法を引っ張り出して活用できます。

 

 

気味が悪い場所や道に遭遇したとき、身の危険を感じるような危険信号やサインを、過去の実績と照らし合わせ、信用できる情報として判別できるようになります。

 

 

このように霊感を磨いたり、育むことは、霊能力者になるためだけのものではなく、ご自身の暮らしに役立てられるものなのです。

 

 

さて、今回の場合はどうでしょうか。

 

 

目の前に見える光景は、さんさんと日が入っているにも関わらず、お部屋の中は曇天のような暗さと、低次元につながる真っ黒な異様さを感じ取りました。

 

 

しかしそこで、「暗く感じたけど、条件も良いし、電気を点けたら大丈夫だろう。」と、ご自身の感性を打ち消すように、見かけや条件の良さで納得させようとする作業が行われるのは、大変危険なことだと分かります。

 

 

もしかしたら、本当に日差しが雲に隠れたタイミングや、明るさに目が眩んで暗く感じただけかもしれませんが、心の片隅に置いておき「篩にかける」べき情報のような気がします。

 

 

焦りすぎると自分に不都合な感覚や情報には、目を向けたくない気持ちになるものですが、低次元とは縁を結ばないに越したことはありません。

 

 

即決できるくらいに安心できる感覚と、急がされる感覚とは、意味合いが異なります。

 

 

本当に良い物件もありますが、不動産担当者さんの営業トークにも左右されないように気をつけたいものです。

 

 

急ぐと霊的な感性が鈍ってしまい、冷静に「篩にかける」判断ができなくなります。

 

 

霊的な情報を処理するのにも、時間が掛かるのです。

 

 

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今日も最後までありがとうございました。