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神様と歌姫様

[平成30年9月16日 安室奈美恵さん引退!!]

 このブログは、私の活力源であります「安室奈美恵」さんの魅力と、私の生業であります「神職(神道・神様)」の両面により、これからも続けていきたい理想の生き方、憧れの生き方を皆様にお伝えしたいと思います。

「祝詞」という美しい言葉


 「恐(かしこ)み恐(かしこ)みも白(まを)す」

 という言葉を聞いたことのある方は多いと思います。
 祭典時に神職が、神様に奏上する「祝詞(のりと)」という言葉の最後の部分です。


 意味としては「(神様に)恐れ多くも申し上げます」ということです。
 
 祝詞の起源は古く、『古事記』『日本書紀』に天照大御神がお隠れになられた天岩屋戸にて、天児屋根命(あめのこやねのみこと)が「布刀詔戸言(ふとのりとごと)(祝詞)」を奏上したことが記されています。


 祝詞は現代語ではなく、古来日本で使われてきた言葉であります古語が用いられます。
 現代語のほうが分かりやすいのではという声も聞きますが、古語を用いることで響きは美しく感じられ、神様の心に届くものとなります。


 祝詞の中でよく使われる、私が響きが素敵だと思う箇所を何点か挙げてみます。

 

  ・今日生日足日(きょうのいくひのたるひに) 
    今日という生き生きとした満ち足りた日に

 

 ・各負持職業(おのもおのもおいもつつとめにいそしみはげみ)
   それぞれの仕事や学業や生活などの役割に努力して  
 
 ・夜守日守護(よのまもりひのまもりにまもりめぐみさきわえたまい)
   一日中お守りいただき恵みをいただきしあわせにしていただく

 

 平安時代の歌人紀貫之(きのつらゆき)は『古今和歌集』でこの古語について、

 「和歌(やまとうた)は鬼神をも動かす」

 と述べてあります。


 詩人や歌人が古語を大切にするのは、それが美しい言葉であり、言葉の力が発揮されるからだと思われます。


 人々の心からの願いを、選りすぐられた言葉によって奏上する祝詞とは、まさに躍動する言霊を通して神様と人とを執り持つ「生きた言葉」なのです。