「神勅」という神様のお告げ
神勅(しんちょく)とは神様のお告げ、神託(しんたく)をいいます。
神様からいただいた言葉です。
現存する日本最古の書物『古事記』には、この神勅の一つである「修理固成(しゅりこせい)」という言葉が記されてあります。
修理固成是多陀用幣流之國 是(こ)の漂(ただよ)える国を修理(つく)り固(かた)め成(な)せ
太古、国土は未だ十分に整っておらず、天神(あまつかみ)たちは、伊邪那岐命、伊邪那美命の二柱の神様に命じて「是の漂える国を修理り固め成せ」と仰せられ、立派な矛を授けられました。
二柱の神様は、天の浮橋(うきはし)という橋にお立ちになり、この矛を指しおろして、海の水を掻き回しました。
引き上げた矛の先からしたたり落ちる塩水が固まり、淤能碁呂島(おのごろじま)となりました。
この島に降り立たれた二柱の神様は、婚姻の契りを結ばれ、日本の国土をはじめ、多くの神々をお生みになられました。
このように、この言葉(修理固成)は天神がしめされた最初のお言葉、神勅です。
興味深いことは、
日本の国のはじまりも神勅という尊い「言葉」だったのです。
