口にしてはいけない・・・言葉
「縁起の悪いことを言うんじゃないの」
と言われたことはありませんか。
例えば受験生の前で「落ちる」とか「滑る」という言葉は言ってはいけません。
このような言葉を 「忌詞」といいます。
結婚式においても、キリスト教の教会式では「貧しき時も」「病める時も」などマイナスの言葉が使われますが、日本の神式では「例え」であっても、使われることはありません。
そのような言葉は良いものに言い換えています。
例えば新郎新婦が神様の前に進み出て、席に戻る時に「戻ってください」とは言いません。後戻りというのは良くありません。ですから動作は戻っていても「お進みください」と言い換えます。ウェディングケーキは「切る」ではなく「入刀」です。神様にお供えする「スルメ」は「アタリメ」といいます。掏られるのは縁起が悪いのです。
言葉を大切にとらえているので、慎むべき考えがあります。
それが神社では根強く残っております。
忌み慎むという考え、悪いことをイメージする言葉を発しない精神は日本人の美徳です。