大学生のころ、ふとしたことでユタ(沖縄のイタコ)のご子息と遭遇してから、 

しばしば不思議な体験をしていた。

何かしらの気配を感じたり、

見えない人らしきものが見えたりと通常では考えられない経験をした。

(今は全くない)

 

そんなある日、いつものように床に就いたがAM3:00にピタッと間が覚めた。

いつもなら朝6時くらいの感覚だったが、時計は3時、世にいう丑三つ時だ。

 

何か変だと思い、周りに目をやると向かいの炬燵の上に何か得体のしれないものが見えた。

 

あれ名なんだ?目をやると、

 

腕枕をした上半身だけのツタンカーメンが私を見つめている・・・。

 

ヤバい!そう思って、必死に

これは夢だ、これは夢だと自負し深く目を閉じつづけた。

 

気が付けば太陽が差し込み朝になっていた。

 

東向きの窓から差し込む光が、何もない炬燵を照らしており、私は安堵の瞬間を迎えた。

しかし、昨晩の出来事を皆に話しても誰も信じてくれず、私はただの嘘つきになった。オズワルド状態だ。(真実は闇の中)

 

もし、私が見ていたものが血だらけの兵隊や白装束の女の人だったら皆信じて恐怖していただろう。

しかし、エジプシャン・・・。

 

冤罪ってこんな感じなのかな?