8月17日の「黒猫感謝の日」は、不当な迷信や偏見と長年戦ってきた影の主役たちを、世界中で全力で甘やかす日です。

 

西洋ではかつて「魔女の使い」や「不吉の象徴」と恐れられ、現代に至っても「SNSで写真映えしにくい」といった人間の身勝手な理由で保護施設の引き取り手がつきにくいという悲劇に見舞われてきました。しかし、江戸時代の日本では全く真逆で、暗闇でも目が見えることから「魔除け」や「病気が治る」「恋が叶う福猫」として大珍重されていた歴史があります。

 

実際に黒猫と暮らしてみると、その最大の魅力は「圧倒的な忍者感」にあります。目を閉じればただの黒い毛玉と化し、夜の部屋では完全に背景と同化して気配を消します。スマホで写真を撮ろうものならカメラのピントが迷子になり、黒い物体の中に不気味に輝くふたつの目だけがポツンと浮かぶホラー写真が量産されるのもご愛嬌です。

 

ミステリアスな外見の裏に隠された、人懐っこくお茶目なギャップ。今日ばかりは「写真映え」などというちっぽけな基準を忘れ、漆黒の毛並みに身を包んだ福猫たちに最大の感謝とウエットフードを捧げてみてはいかがでしょうか。