7月9日(水)

「踊りつかれて」塩田武士(文藝春秋)2025.5.25

SNSの怖さは、今現在の参院選でも大いに語られるところであるが、ひと昔まえでは、写真週刊誌が標的にしたものでした。本作はこの2大媒体というか、その恐ろしさをテーマにしてのエンタメ作です。芸能界に照準を絞ってなんとなくモデルも思い浮かべる手法は優れて面白く読ませてもらったが、直木賞候補作としては、物足りなさも感じて、受賞は無理かと思いますが、取れれば、著者の愛好者としては、嬉しいものです。