読滋記24-1409月30日(月) 「一場の夢と消え」松井今朝子(文藝春秋)2024.8.30 近松門左衛門については、台本名は知ってはいても、どんな人物かについては全く知りませんでした。同時にこの頃の浄瑠璃、歌舞伎についても無知でした。本書で、何となく時代背景も含めて、それなりの理解はできました。それよりなにより、小説としての面白さは結構堪能できました。人間関係などは、史実とどこまで合致しているのか分かりませんが、読む楽しさを味わえたのだから、それで大成功でした。