5月5日(日・祝)

『「喜劇」の誕生評伝・曾我廼家五郎』日比野啓(白水社)

2024.3.30

曾我廼家とくれば、松竹新喜劇の明蝶と五郎八で、渋谷天外と仲間割れしたとの十吾の松竹家庭劇は名前ぐらいしか記憶にない。曾我廼家五郎は、私の生まれる2年前に亡くなっているので知る由もないかもしれないが、それでも何らかの形で、知りえたはずなのにです。今回、書名に魅かれて読む気になったのだが、時間はかかったが、初めて目にすることばかりで、大いに満足したのですが、いささか読むのに疲れました。