ローズのこと。 | シークレット歌劇團0931 ~秘密の夜会へようこそ~

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ローズは妾の娘。
母親のガブリエッタと
母1人子1人で育ち、
生きる目的はただ一つ。


大好きなお母さまが
いつも笑顔でいてくれる事。





「いつか国王の娘として、
プリンセスとして、この国を、城を我がものに。そしてお母様を幸せにしてあげるのよ。」

得意のけんボール。
昨年に引き続き
ご披露。


音羽美雨さんの真骨頂は
その役柄の心持ちの
アップダウン
を巧妙に見せてゆく変幻力。





小悪魔的な
可憐さ。





一転して
狂気さえ感じる
「ちゃまくんをまっぷたーつ!」のシーン。



ちゃまくん!
逃げて!



ドスの効いた声は
むしろ美しく、
ホールにつん裂く。


さすが。



音羽さんは
今年、自分の中のエンジンが
なかなか掛からないと仰っていたが、いえいえ、チェーンソーのエンジンと共に絶好調なかかり具合だった。



ローズの役は
やはり音羽さん以外には
無理な役。


その意地悪っぷりと
過ちに気付いたあとの
うるうるの瞳。


美しいビードロのような瞳。
ローズには悪いが
サブタイトルの
「君は薔薇より美しい」は

メロディはローズより美しい、
という事を指している。



誰もがそうだね、と思ってもらえるようなローズっぷりを
披露した音羽美雨さんの奥深さと、ほくそ笑みながら「場」を楽しむ余裕こそが
メガ音羽
を生み出す。
ラルドさんとバディを組む形で今回は物語に「毒」と「華」を添えていた事は言うまでもない。さすがオールドメンバー。


銀河様と紅雅様が
一本釣りしてから15年。
音羽さんはただの酒飲みではなかった。
ホールの平民たちの心を右へ左へ揺さぶる事のできる
貴族女優。


メロディおねえちゃま〜

この顔、毎年見ないと
落ち着かない。



不思議と
メロディがおねえちゃま、
ローズが妹に見えて愛おしかったシーンである。




つくづく
音羽さん
いい顔。

個人的に好きなシーンは



「わたくし、ご存じないかもしれないけれど、うふっ、歌は、得意ではないの❤️」



最高だった。