稽古が渋滞。
まずは
音の旅に。
なんとか、
引き戻そうと
考えあぐねる
JUN先生。
なんだか、とても済まない気持ちになる。
複雑なハモリは必ず銀河様が担当する。また、新たなハモリが提案されうなだれる銀河様。
（写真左）
笑う紅雅様と音羽さん。
あいざわは自分のパートに集中しているから、無反応。
紅雅様ソロパートのチェック。
おそらく、JUN先生は
へとへと。
あいざわは、
仕事のため
そそくさと帰っていった。
この後は場所を移動して、
ダンス界のペガサス、
鈴木明倫先生の待つ
スタジオへ
と、その前に。
貴族は稽古場でしばし復習。
とにかく覚えの悪さに定評のある銀河様が、
「何とかして振り付けを覚え、ターンを克服したい！誰か私のゆく先に待っていてくれ。さすれば、すんなり流れるようにそこへターンして向かえる！」
と叫ぶ。紅雅様が買って出る。
「さあ来い！銀河！」
「いくぜ！俺のターン！」
頭が笠地蔵の笠のように。
ターンの素早さが伺える。
なんともバランスの悪い高速ターン！
崩れ落ちる紅雅様。
銀河様は、へこたれない。
「笑っている暇があったら、ほらちゃんと待て！受け止めろ！ばか！私を見るんだ！私を欲しがれ！」
拷問のような時間に付き合わされた紅雅様。
どちらが教えてもらっているのかわからない状態に他の団員もまた崩れ落ちる。
笑い疲れて復習にならず。
「銀河鉄道999」
てつろうと、メーテル。
音羽さんが
「メーテル！僕は機械の身体を手に入れてみせる！」
銀河様は
「てつろう、ごらんなさい、機械の身体を手に入れた人間の成れの果てを！」
そんなごっこ遊びをしている暇などあなた方にはないはず。
さあ、場所を移動し
さあ、場所を移動し
ダンス90分一本勝負。
なんとか銀河様、最後まで振り付けに辿り着く。
ようし。
見えてきた。
一体何を見たのだろう。
汗も恥も全て出し尽くした
ダンスレッスンを終えて
銀河様、紅雅様、音羽さん、観来さん、星輝さんが向かったのはスタミナをつける為に
ホルモン焼肉晩餐会へ。
とにかく、
食べる、喋る、呑む、
爆笑する。
どうしてこんなに笑う事があるのだろうか？
貴族を見ていてわかった事は、
笑うしかないくらい追い込まれているのだ。
ということ。
最終的には
嘘をつき続ければ本当になるかもしれないという仮説のもと、
私達の美しさ
私達の才能
私達の妙技
私達の力。
を、讃え合い、
否定せずに受け止めるというくだらない遊びをして、
また、貴族は焼肉屋の煙りにむせながらゲラゲラと笑い続けていたらしい。
健気。