貴族のレッスン | シークレット歌劇團0931 ~秘密の夜会へようこそ~

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昨夜のラジオも自由であった。2人の高笑いがたまらない。毎回自由すぎて心配してきたがむしろ未来永劫、そうあり続ける事を願う。



さて。






某日、
この日は快晴。




畑もトウモロコシが植えられていた。ここは東札幌。



銀河様と紅雅様は、
令和初の歌レッスン。



ノド開き。





海開き、
みたいなもの。







歌のティーチャーは
JUN先生。



本格的な歌は今年度初めての銀河様と紅雅様、最初は簡単な音階を「あー」で辿る。次にハミングの「um♪」から「あー」へ変わる音声練習。望ましい発声確保した後は、音階が複雑に飛ぶ、跳ねる、ブレスが大忙し。

「ハッハッハッハッハッ」で音階を辿る。「ハッ」でいちいちブレス。吸うことより、吐き出す強さが大事。

笑顔で丁寧なスパルタぶりを発揮するJUN先生。





銀河様は



次は一体全体、何をさせる気なのだ、気は確かか?

と叫び、



紅雅様は、



腹筋と横腹が
ピラティス同様の疲労!

と、よろめく。


歌レッスンは、
マッスルトレーニングに似ているらしい。きちんと腹式ができていないと細かい一音区切りができないと言う。そしてどんどん遅れていってしまう。






銀河様、紅雅様が脇腹を押さえて倒れこむとJUN先生は
「はい、つづけまーす!」
と、また次の音の山登りが始まる。もはや音の旅、ではない。
音の登山。


目指すはマッキンレー
いや藻岩山。





楽曲練習では、
銀河様のハモリの音階がどんどん変わり、



ついに、




ダメだ!覚えきれない!


と、天を仰ぐ。



JUN先生、容赦なし。



一音外すものは去れ、と言わんばかりに、雰囲気で音の連なりを誤魔化すと「はい、違う!」とゲキが飛ぶ。


プラス
銀河様と紅雅様はご自分が1番歌いやすい状態の発声ではなく
貴族発声。


非常に難しいようで、
2時間はあっという間。


最後は、
「よし、いいでしょう、これを定着させて下さい」と歌の登山解放宣言。





帰り道、銀河様は
これだけ歌い込むと腹が減る!


と言って近くのコンビニに駆け込むとこれを購入。














赤飯おにぎり。



もちろん真ん中には












大粒甘納豆。



銀河様は


甘さ、塩加減、もち米感、ごまの風味。それら全てが一個に凝縮された優秀なおにぎり!


と、仰られ







地下鉄駅構内で
貪るように食べ始めた。






買い食い貴族。


紅雅様は肩を震わせながら、
それを写真に収め送って来てくださった。






銀河様の
買い食い。




歌レッスンは貴族を
買い食いに追い込むほど
ハード
だという事がわかった。






準備は万端。
楽しみだ。