舞台は死角をなくし
どこに座っても
見えるように
努力するものだが
なんせ
かんせ
限界も
ある。
そんな中、
どうしても
転がして
みたかった
愛海さんは
どうしても。
ノエルさんを
転がして
みたかった。
下で転がると
後ろの客席から
死角になり
様子が全く
見えなくなる
じゃあ、
高い所で
転がって
みましょうか。
無茶を
言いなさんな
愛海さん。
いくら
ぷくぷくでも
狭い上で転がって
落ちて怪我でもしたら
エライことだのに
愛海さんは
↓
下で転がっても
見えないんだよね
見える場所で
転がらないと
意味がないの
いっそのこと
階段の上から
ゴロゴロと!
鬼!
愛海
鬼!
あ、できますよ~
え?
ノエルさん?
できますよ~
今やってみますね~
いやいや、
危ないから
そんなやる気
出さないで‼
で、できた。
ゴロゴロ、
ではなく
ぽてん
ぽてん
ぽてん
と、
ノエルさんは
微妙な速度で
階段を転がり
落ちていきま
したとさ!!
めでたし
めでたし
それにしても
恐ろしい子!