本当に、本当にありがとうございました。
そして、よくも今年もそうやってお越しくださいました。
私も頑張って脚本を書き、演出をつけ、本番に臨んだ甲斐がございます。
こんな風にお客様に育てていただける劇団がどこにございましょう。
こんな風にお客様に求めていただける劇団がどこにございましょう。
だからこそ、
だからこそ、
本当に感謝しているのです。
こんな贅沢はございません。
こんな素敵なことはございません。
多くの皆様に今回はお断りをしなければなりませんでした。
派手に宣伝をしているわけではないのに、
こんなに多くの人がチケットを求めてくださいまして、
そうしてそれをお断りしなければならない辛さを、
結成してから初の苦悩でございました。
これは今に始まったことではございませんが、
お断りの数が半端なかったものですから、
申し訳ない、
の一言なのです。
しかも非常に評判のよかった今回の公演を
本当はぜひお求めの皆さま全員にご覧いただきたかったです。
割りに内容がハードなもので、
体力的にも精力的にも3回公演がギリギリラインだったのですが、
来年から・・・・もう1回増やそうか。
という冒険をしようと思っています。
そうなのです。
簡単に言うと、今回は1回分まるごとお断りしてしまったようなもので・・・。
来年はどうぞ、また新しい方をお連れ下さい。
そうして、みんなで笑って泣いて、食って(?)
その1年を締めくくりませんか。
この世の中は大変なことを眉間にしわ寄せて取り組んだり、
努力が必要なことを苦しみながらとか、
夢を実現する為には、もっともっと精進しなければとか、
イイコトを引き寄せる為に、とても暗い道のりを強いられるがごとくの
教えを生まれたときから植えつけられてきますが、
私はそんなことないんじゃないか、と思っているのです。
すべては表裏一体でとっても近い場所にあって、
手をのばせばすぐ近くにそれはあるのに、
なんだかみんな闇雲になって四つんばいで探しているようなイメージがあるのです。
私を含め。
本当は、もっと簡単で、
もっとシンプルで
もっと近くに在るのではないかと。
欲しいものが。
欲しがりません、勝つまでは。とその昔言いましたが、
欲しがりましょう、楽しんで。
という精神のもと来年もやらせていただきます。
2010「薔薇の溜息」ありがとうございました。