「日葬祭典 回想録」は「葬儀の話」「ヤクザの話」「神輿愛好会 櫻睦の話」「雑談」の4本柱で書き込みをしています。

 

杉並区立「松ノ木中学校」の前の店舗付き住宅を借りて「日葬祭典株式会社」の本社にしていたのですが、住吉会の葬儀をやる様になって資金的に余裕が出来たので、京王井の頭線「久我山」駅から三鷹方面方面に向かって「〒久我山郵便局」の前を通り過ぎて5~6軒先の人見街道沿いの小さな4階建てのビルを購入して「日葬祭典株式会社」の本社にしました。「暴対法」が強化されて、当社はヤクザ団体の、「住吉会」本部の指定葬儀社を30年近くやっていました。

 

私が「日葬祭典株式会社」の代表取締役社長をやっていた時に、私が1番営業をかけていたのは病院、寺院、老人ホームなどでした。

 

私が営業に行っていなかったのは、大学病院でした。確かに大学病院は患者さんがよく亡くなるのですがどちらかといえば自宅から遠く離れている患者さんが入退する事が多いのです。

 

その為に亡くなった患者さんを自宅にお送りしてもご家族の方から「葬儀をお願いするのは、自宅に近い葬儀屋さんにお願いをしますから」と断われてしまう事が多いのです。

 

ただ何処の大学病院でも1ヶ月で4~50人の患者さんが亡くなるので、葬儀をお願いされる件数は2割近くあります。

 

これが総合病院になりますと、1ヶ月に10人前後の患者さんが亡くなるのですが、葬儀の依頼件数は1~2件なのです。寺院、老人ホームになりますと1年間で数人の方が亡くなるだけなのです。

 

但し1ヶ月で2~3人亡くなる月もありますが、半年間で1人も亡くならない月もあります。

 

ところが末期ガン患者さんを主体に治療する緩和ケアの病院は、亡くなる患者さんが非常に多く、まして末期ガン患者さんの訪問看護をやっている緩和ケアの病院は、葬儀社にとっては「ドル箱中のドル箱」の病院なのです。

 

例えば末期ガン患者さんの訪問看護の患者さんの自宅は殆ど病院に近いので、葬儀をお願いされる事が多いのです。それに葬儀社によって違うのですが当社の葬儀の料金体制はセット料金ではなく、基本料金、別途注文品、お立替料金、式場費、寺院費、飲食費、香典返しなどに分けてあり、この合計が葬儀費用になる訳です。

 

但し葬儀費用と言うのは納得価格なのですから、ご遺族が葬儀に対して満足をして頂ければそれが一番理想な訳です。葬儀費用の中でも葬儀社にとって1番利益率がいいのが、基本料金で、祭壇飾り、オカン、受付セットなどで当社は、生花祭壇の場合は基本料金の7~8割の利益がありました。

 

これが白木祭壇の場合は、使い回しの祭壇なのですから、もっと利益率がいいわけです。ただ「ガン患者」さんは若くして亡くなる人も多くて、殆どの人が生命保険に入っているので、基本料金はどちらかと言えば料金が高いのを選んでくれるのです。

 

それ以外にも生花屋、仕出し料理屋、葬儀式場などのバックマージンもばかになりませんし、僧侶紹介所、仏壇屋などの紹介料は金額も高いので、葬儀の依頼件数が多ければ多い程葬儀社にとってはいいわけなのです。

 

結局末期ガン患者さんを主体にしている、緩和ケアの病院の指定葬儀社になれる事が、1番理想的なのです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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