物騒なご飯屋さんから逃げ出したものの、やっぱり気になってしまう。

だってあの悲鳴は尋常じゃなかった。

もしもあれが本当に忍者の仕業なのだとしたら、私達とは別の流派の忍者がこの京都で暗躍してるってことじゃないですか。

黙ってなんかいられません。

どっちが最強か白黒つけなくては。

戦いの場所は、バイキングとレストランの真ん中にあった例の迷路。

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奇抜さの中に仕掛けを隠すだなんて。

間違いない!
ここには暗器使いの乙和がいる!!

余談ですが、この日以降、私のるろうに剣心ブームが再加熱しています。

迷路に入ると、中は薄暗く、とても静かでした。

なかなか進めない私とゆいちゃん。

ビビってんじゃなくて、敵地で慎重になってるだけなんだから!

ずんずん歩いて行く軍曹。

本当に忍ばない。

道なりに進み、現れた階段を登り切ったその時!!

奇声を発しながら、物陰から飛び出してきた忍者。

一呼吸置いたあと、彼が口にした言葉に、私は耳を疑った。

「今から行く迷路について説明しよう
!」

マジか!

ここまでの道のりは迷路じゃなかったのか!

どうりで一本道だったわけだ!

忍者から小さいライトと、九つの升目に漢字が書かれた紙を渡されました。

迷路の中には、漢字一文字を書いた掛軸が隠されているので、それを探して縦横斜めどれか一列を揃えろというのです。

「最後に印を授ける」と忍者。

敵かもしれない私達に印を授けるとは、さては上杉謙信派だな!

そらみたことか。
やっぱり他流派の忍でしたよ。

私、武田信玄派だもん。

兜が恰好いいからね。

敵とわかれば、もう遠慮はいらない。

行くんだ軍曹!
私とゆいちゃんは後方を守る!

一歩踏み込んだそこは更に暗く、これまで進んできた迷路じゃない道とは比べ物にならないくらい入り組んでいました。

ダダダダダ!!

突然の足音に驚いた瞬間、私達のすぐ真横を通り抜けた影。

ゆいちゃんの写輪眼が、その影の正体を捉える。

くノ一だ!

まるでそれが合図だったかのように、背後から、曲り角から、向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに!!って所から音もなく現れる忍者。

怖すぎ吐きそう。

そんな状況なのに、ざくざく進んで掛軸を見つけていく軍曹。

任務遂行能力半端ない。

この子もしかして火影じゃね?

そして、なんとか一列揃えた私達。

出口の扉を開くと、そこはさっきまでいたバイキングのレジ前に設けられた、広めのスペース。

またの名を、お土産コーナー。

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最後の最後に、こんな浅はかな幻術に引っかかると思って?

舐められたものです。

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手裏剣は武器で、必需品だから!

お土産じゃないんだから!
ゆいちゃんと軍曹と京都に行きました。

本当はバブリーも一緒のはずでしたが、前日に骨折した為3人で。

バブリーに骨折の理由を聞いても、「酔っ払ってて」「お菓子取ろうとして」と、意味不明な答えばかりで埒があきません。

バブリーはね、派手だから誤解されやすいけど、本当は物凄くしっかりしてるんですよ。

就職してからは、ずっと第一線でバリバリ働いて、どんどん偉くなってるんですから。

そんなバブリーが、酔って帰って、横着してお菓子の袋を蹴った弾みでベッドの足に小指ぶつけたせいで骨折なんてね、するわけないんですよ。

きっとまだ混乱してたんでしょうね。

可哀想なバブリー。

私達にできるのは、代わりにしっかり京都を満喫することぐらいです。

まずはご飯に行きました。

建物の向かって左にバイキング、右はレストラン、その真ん中には迷路がある忍者屋敷。

バイキングの方に入ったんですが、唐揚げとかピザとか、意外と料理は普通。

と、思わせといて、デザートから漂う忍者っぽさ。

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あれ?これ武将じゃね?と思ったけど、きっと「この武将達を陰で支えたよ!」ってことですね。

一つだけあった、手裏剣が刺さっているケーキを何のためらいもなく取ってくる軍曹。

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忍ぶ気ゼロ。

ゆいちゃん全然興味なさげ。

忍者より焼きたてクレープがあることにテンション上がってたよ絶対。

そんなこんなで食べ始めたんですけど、時々すごい悲鳴が聞こえてくるんですよ。

驚きつつも、そこまで気にしてなかったんですが、大変なことに気づいてしまったんです。

これ完全に忍者が仕事してる!

誰か消されてる!!

もうご飯どころじゃありません。

逃げなきゃ!次は私達かもしれない!!

でも使った食器は、きちんとセルフで返却場所へ!

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バイト先の先輩の二次会に行きました。

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自分の結婚式にこんなスタッフ働いてたら絶対嫌だなって思っちゃうような人なんです。

だってめっちゃ可愛いの!

沢尻エリカのキツイ雰囲気をちょっと引いて、可愛い要素を3割増やしたような人なんですよ。

想像してみて?

想像した?

その5倍可愛いからね!

そんなエリカ先輩(仮名)のウエディングドレス姿見たからね。私。

もう反則としか言いようがなかったです。

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三國無双で例えるなら呂布。

「ヤバくない!?」
「ヤバい!ヤバい!」
「ヤバいよね!」
「マジやばい!」って、そこら辺のギャル男みたいな感想しか言えなかったですもん。

あー、可愛かった。

もう余韻すら可愛い。

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あんなの見ちゃって、同じ女としてこれから先の人生どうやって生きていけばいいかわかりません。