訃報に触れて | ほりたんのブログ

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夕方のニュースで、中華の鉄人-陳建一さんの訃報に触れた。

67歳、自分と同い年である。

他人事とは思えない同世代の人の死に、あれこれと思いをはせる。

四川飯店には行ったことはない。

30年ほど前、周富徳さんが料理長だった聘珍楼の方に何度も通ったものだったが、これは自分の証券会社時代に担当していた関係である。

コミック「美味しんぼ」に中華の話でよく登場した周懐徳さんのモデルのようだが、周富徳さんはとても小柄で、キャラクターデザイン的にいうと恰幅の良さはむしろ聘珍楼の当時の社長の林さんだと思う。

ピリ辛の四川料理と違って、聘珍楼の広東料理は素材の良さがウリで、ある意味対極だったと思う。

個人的に辛いのは嫌いじゃないが、こと中華に関しては広東料理にはまっていた30代だった。

そういえば、お湯の交換をを怠って自ら亡くなった大丸別荘の社長は70歳である。

こちらも自分と同世代といえる年齢だが、自分の商売に関するリスク管理があまりにも甘すぎた。

「レジオネラは大した菌じゃない」とか「塩素のにおいが嫌い」で商売が順調に運べるわけはない。うちの近く、芦屋町にも温泉施設があり、サウナと冷凍サウナが結構気に入って通ったものだが、ある時、利用客がレジオネラ菌に感染して亡くなったというニュースが出て、数日持たずに閉店したことがあった。

その後どうなったかは知らないが、レジオネラ菌が企業の存続にかかわるものだと知っている。

それを「知りませんでした」で済むはずもなく、食中毒を出した飲食店と同じくらいの注意すら払わなかったのは「かわいそうに」ではなく「自業自得」と笑われることになる。通りかかったことはあるが、入らなくてよかったとつくづく思う。