甲府駅から長野県方面へ普通列車に乗ることおよそ40分。
長野県富士見町、信濃境駅で降ります。
札幌に畑があるのに。だが
今でも、ここでなら暮らしたいと思う。
この日、5月にしては札幌よりも肌寒く、
北海道で産まれ育った人間が暮らすには気候的には問題なさそう。
夏も乗りきれるのではと本氣で考えてみる。
さて、
駅にはコインロッカーが無く、考古館までのバスもないので、次女の姉とガラガラとキャリーケースを引きながら歩くことおよそ10分。
やっと到着です。
考古館の建物自体も古いようで、暗い雰囲気なので人がいるのかしらと中に入ると受付に女性がいて一安心しました。
キャリーケースも預かって頂きトイレも借りる。
道中、コンビニもないのでトイレがあるのはありがたい。
建物の裏側にある敷地では発掘作業をしている親子もいました。
受付で貰ったリーフレットには都市伝説で紹介されていた二つの土器が載っていました。
神像筒形土器と人面香炉形土器
この実物を見たかった!(ToT)
テレビでは紹介されていましたが、人面香炉形土器は写真撮影不可でした。
表と裏で模様が違い、同じ一つの土器には見えないとても複雑で不思議な土器でした。
テレビで見たときは衝撃!Σ( ̄□ ̄;)を受けましたが、実物を見ると可愛らしい感じもしなくもない。。
土器というよりは芸術作品。
細かな模様と複雑な形で器を造り、そのまま焼き上げる技術も凄いし、さらに壊れずに何千年も土の中に埋もれ、発見され、今、目の前にある!ことに感動する。
考古館の近くでは大賀蓮(古代蓮)も見られる時期もあるそうです。
館内は一部を除き、写真撮影は出来たのですが、一枚もスマホの画像に残っておらず、上手く撮影できなくて辞めたのだろう。。(^_^;)記憶が定かでない。
以前に訪れた函館市縄文文化交流センターが新しくて館内も広く、展示部も多かったので、
それに比べると展示数も少なく、30分もあれば十分に堪能できました。
興味深いのは展示物の紹介文書です!(^o^)
筆文字で紙に書かれた文は、古事記になぞらえて説明しているものが多く、当時の研究者や考古館が建てられた時代背景などを推察するのも楽しい。
生活用品ではなく何かの儀式に使うような、霊性を感じる出土品が多いからなのでしょう。
函館では海が近いので魚や貝など海産物を採るための道具も多く展示されていましたが、
標高が高い井戸尻では植物の草を刈り取るための鎌や鍬などの農耕器具が主でした。
手持ちサイズの鎌は、紐のような木の蔓のようなものでグルグルと研いだ石を木の枝に巻きつけており、現代とほぼ変わらない形で感動。(ToT)
道具がなくてもこうやって作ればいいんだなぁと、五千年前の農業先輩に教えて貰ったような氣分です。
(*^o^)/\(^-^*)
自然の恵みが豊かで、景色も良い。
函館でも感じたことですが、縄文時代が栄えていた所は暮らしやすさと共に景色の良さもあったんじゃないかなぁと、わたくし個人的に思います。。