今日は地元の中学３年生の成績が出る日です。在籍生はどの生徒も順調に１年生から成績が伸びてきたので、志望校的には問題がありません。前回のテスト結果もそれなりに皆頑張りました。その内申点で気を付けるべきことがあります。神奈川の受験生は中学ごとに内申点のばらつきがあります。全体的に成績が取れやすい中学があることも事実です。問題なのは内申点が実力よりも高く評価されて、内申重視の高校に行くのは問題ないのですが、実力が追い付かないのにトップ校や２番手高を目指してしまうケースです。これが一番落ちやすい高校受験のパターンです。
トップ校は特色も重要ですが、何といっても本番のテストで点数が取れないと合格できません。内申点よりも入試の点数が評価される高校が多いので、内申の数点差は簡単に逆転されてしまいます。昔は神奈川県の入試は全国的にも簡単と言われていましたが、今はむしろかなり難しい方なので、得意科目は９割以上、苦手科目でも７割以上は必要で、合格合計点はその年の倍率でも変動します。
部活動に勤しんで、成績が微妙なまま受験学年になった生徒が部活動を終えて急にやる気を出して内申が全然足りていなくても実力で合格することがあるのもトップ校・準トップ校あるあるです。実力がある生徒は内申が足りなくても逆転を狙えるので、特に差がつきやすい理科・数学が得意な生徒は有利です。傾斜配点のある高校も多いので英語や数学を1.5倍にするような高校もあるので、自分の得意科目によって志望校を考えましょう。仮に内申が下がってもまだまだ逆転は可能ですので、皆さん頑張りましょう。